フィンガーボウル
(809文字)
フィンガーボウルの美談
イギリス晩餐会の日、招待客のおひとりの国賓がフィンガーボウルを飲み水と間違えて飲んだ。
それを見たビクトリア女王も
自らフィンガーボウルの水を飲んだ。
国賓に恥をかかせぬ様にとの計らいで。
事実とは異なると。色々な暴露的なメディアの報道が飛び交ったがそこは割愛します。歴史的に美談、醜聞は偽作であると言う説もある。
あまりにも、人命がかかった悲惨な出来事意外は、素直に解釈しても良いのではないかと
個人的に思ったりする。
そうしなければ、世の全てがフェイクだ。
素直にこの話しを受け取れば。
また、わたしは、色々考えてしまう。
女王はお付きの者を通し、その方にフィンガーボウルの説明を耳元で講じた方が、その方のためになったのではないかと。
咄嗟の判断で、女王ご自身も飲まれる行為は、世界でムードメーカー的な役割を担ったこと
と報じられ、女王の美談の方が大きい。
国が違えば作法も違い、勉強して望んでもわからない事は多い。
近くの者が優しく教えてくれる様な友好の場であってほしかった。
ただ、単純な事を複雑にしてるだけ。
そう見えてならなかった。
周りは批判を恐れて、自分が正しいと信じる行動を止める。
その時の周囲の人々心の中を除いてみたい。
天邪鬼なわたし。
世の中で本当に美しいものは、見たり触れたりできない。(ヘレンケラー)
その通りだと思う。
本当に美しいものは、人の心の中にしか存在しないのだから。感動や愛することは心の中にしかない。(美談ですら)
文章で人の心うちを書くと、たまにフィンガーボウルの水を飲む自分がいることに気づく。
わたしは、やはり耳元でそっと教えて頂きたい
※フィンガーボウルから、話しを展開させて
みました。ビクトリア女王の美談は教科書などにも載ってます。その後はわたしの勝手な解釈です。
サブリナ