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[2021バイヨンヌでサマースクール⑦]ニカラグア人のお友達の家へ
さて、私は予定より学生寮の退去が早まり、
サマースクールを一緒に受講していたニカラグア人の女の子のご好意で、
彼女の家に1週間お邪魔することになりました。
お邪魔させていただく代わりに、滞在中の食事は私が作ることを提案。
1人で子育て中の彼女が「本当に料理が面倒」といつも言っていたのを覚えていたのです。
ささやかなお礼のつもりでしたが喜んでくれました!
↑お友達のこどもさんとも、毎日たっぷり遊んで仲良しに♡
私はこの1週間でバスク地方に部屋を見つける気でいました。
友達が「家を探すのは本当に大変なのは私も経験したからよくわかるの。だから1ヶ月くらいいても全然いいのよ」と言ってくれましたが、
ダラダラしてもしょうがないので、
もしこの1週間で見つからなかったら、潔くパリに戻ろうと決めていました。
部屋探しは難航。
1番の問題は、私は8月から住める部屋を探していたからです。
前回も書きましたが、バスク地方のアパートのオーナーは、
7、8月はバカンス客に高額で部屋を貸したい為、
年間通して借りられる部屋がほとんどないのです。
いっそのこと、内陸の小さな村で探そうかな、とエリアを拡げて探したり、
とにかく色々な可能性を考えて、ずっと部屋を探していました。
探す範囲を拡げ過ぎ、もはやどの街に住みたいのかもわからなくなり、
もう一度自分の希望を紙に書き出したりもしてみました。
山側にあるフランス語学校は毎日授業がある。
海側にあるフランス語学校は週2日しか授業がない。
学校のことを考えると山のほうがいい。
でも、住みたいのは海。
でも海は人気が高くて部屋が全然見つからない。
山のほうが見つかる可能性が高い。
とにかく自分がどうしたいのか決めなければなりません。
ふと頭に、学校の先生の言葉が蘇りました。
「山バスクと海バスクだと結構気質が違うよ。
しかも、君の行きたい山の学校は、同じ県だけど文化的にはバスクではないから、また別の気質になるよ」
それを聞いた当時は「それはそれで新しい場所とのご縁だし、違う文化を知るチャンスだからいいかな」と思っていたのですが、
「そうだ。私はバスクの海に住みたいんだ。」
と確信し、海沿いの街に焦点を絞って部屋を探すことを決めました。
そうして探すこと数日。
最後のタイムリミットで、なんと希望に合う部屋が現れたのです!
(つづく)
↑お友達がニカラグア料理を作ってくれました。初めて食べたけれど美味しい♡私が手に持っているのは揚げバナナです。最高!
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