定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #63 貧乏ゆすり
定年後に大事な3K(健康、小遣い、興味)の中で、今回は健康に関する時間の使い方について紹介します。
貧乏ゆすり
その名前からよくないイメージを持たれている「貧乏ゆすり」ですが、実は血流やエネルギー消費などに良い効果をもたらしてくれます。
立ったままの状態でいると重力で下半身に血液やリンパ液が溜まってきます。
「足は第二の心臓」と言われますが、足の筋肉(特にふくらはぎ)を使うことで、血液を押し戻す効果が期待できます。
また、長時間窮屈な姿勢で飛行機に乗ることで発生する「エコノミークラス症候群」を予防する効果もあるとされています。
在宅勤務が広まってきましたが、貧乏ゆすりしながらのデスクワークは運動不足を補ってくれる以上の効果が期待できます。
周りの人が気にならない程度で行う必要があるかもしれませんが、恥ずかしがらずに足をゆすってみましょう。
また貧乏ゆすりで関節周囲の組織が刺激され、膝や股関節の痛みを軽減する効果があることも示されています。
実際に痛みがある患者さんの治療用の器具も販売されています。
医療現場では「貧乏ゆすり」ではなく「ジグリング」という名称が使われています。
「貧乏ゆすり」や「肩こり」は日本人特有なのか、それに対応する英語の単語はありません。
日本人の骨格や生活習慣は欧米人とは異なるのでしょうね。