愛を素直に伝えること
思ったことを口にできるのは
幸せなことだ
だいたい、受けとめられなかった時の怖さを想像して躊躇する
昔、宇多田ヒカルのアルバムの中の一曲がとても好きで
WINGS
今聴いても色褪せない
宇多田ヒカルは名曲揃いだけど
わりとアルバムの中にある、あんまり有名ではない曲も、とても良い
じっと背中を見つめ抱きしめようか考える
というフレーズ
夫の背中を見て、こっち見て
と言えない自分がいたのを思い出す
言えないよね
なかなか
言って億劫がられたり、いなされたりしたら悲しい
それなら我慢してしまおう
それも悲しい
それで もやもや悲しい思いをしてひとりめそめそ泣いてると、寝ぼけた夫が振り向いて気がついてよしよしなんて少女漫画みたいな展開にはならず、気がつくと寝てて朝が来てたりする
今では、背中を見て切なくなるような日はないけれど 背中に感じる温度とか 相手の気配があるだけでホッとする というか、それが日常になっている
時々は 言葉で感謝を伝えないといけないな
と思う
愛を素直に伝えること
子どもが産まれて
育つあいだ
朝起きてきた時と夜寝る時 子どもたちとハグをした
小さなからだで全身でママ大好き!とぎゅっと抱きしめてくれるから、私も大好き!って抱きしめていた
身近にいる家族や、大切な人に
大好きだよ
あなたがいてくれてよかったよ
って、言葉にする 伝える
愛の言葉は心の糧になる
反対に、私自身も
家族や友人から
ようちゃんが大好きだよって言ってもらえると
やっぱり、やっぱり嬉しいのだ
息子は9歳を過ぎる頃から照れが入って
ハグではなくてタッチになった
娘は今も一緒にいる時はハグをする
わりと驚かれるけど
毎日の習慣にしているとそれが日常になる
ハグ には精神を安定させる効果があるからか
我が子たちはわりと自己肯定感が高い
気がする
自分で自分を抱きしめる
案外、疎かにしてしまいがちな自分自身のこと
寂しさ 虚しさ いろんな感情に蓋をして過ごしていると、いつの間にか手に負えないところまで進んでしまう
辛いとき
自分の胸に手を当てる
撫でさする
手当て は 優しく手を当てることがケアの初心だと教えてくれる
両手で自分を抱きしめる
たったひとりの自分自身を
大切に大切にする
そしたら、他人にも優しくなれる気がするんだ