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#104 捨てる勇気〜アジア大会 イラク戦より〜

皆さんこんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事に辿り着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

今回は先程終了したサッカーアジア大会 イラク戦からの気付きです。
試合の結果は1-2での敗戦。
久しぶりの負けでした。

負けはしたものの、数年前に比べれば格段にレベルは上がっています。
誰が出てもレベルがそれほど落ちませんからね。
もちろん選手それぞれの強みがあるから変化はありますが、ある選手がいなくなったら別のチームになったみたいなことはないですよね。

この敗戦から学びは何かです。
日本がドイツやスペインに勝つように、FIFAランクが下のチームにも前kることはあるんです。
イラクも最後は倒れる選手ばかりで満身創痍という感じでした。

この記事の目的は、誰かを批判したり、プレーについてとやかく言うことではありません。

イラクはどのような試合運びをしたかったのか。
体格の大きいイラクは、前線に放り込み、日本のゴールの近いところでプレーしたかった。
だから、試合開始直後は激しいプレスをして、FWの選手やその背後に向かってロングボールを蹴ってきました。

日本はどうかと言うと、丁寧に後ろから組み立て、崩して得点を取るのが特徴です。
日本人は体格が大きくないので、ロングボール主体の試合運びはしたくないはずです。
だから相手の激しいプレスがあっても落ち着いて丁寧に組み立てようとしていました。
今の日本代表の選手であれば、できることではあるかなと思います。

結果論ではありますが、どうだったのかと言うと5分で失点してしまいました。
相手のプレスからちょっとしたミスが続いたため、その隙をつかれた形です。

麻雀でも言われていることですが、流れが来ていない時には負けないようにする。
つまり、流れが来ていない時には最初の牌がある程度そろっていたとしても、負けないようにするために良い牌を捨ててまで、負けないことに徹すると。
つまり、自分の勝ちパターンを捨ててまで負けないようにするんです。

イラク戦はどうすればよかったのか・・・。
イラクはロングボールをどんどん放り込みたかった。
だからこそ、日本もロングボールを15分間徹底的に放り込めばよかったのかなと思います。
私ならそう指示していました。
徹底的に相手の背後にボールを置いて、日本の選手は常に前を向いた状態でボールを見る。
自分がやりたいことを相手に徹底的にやられると、いや人なるんですよね。
普段の日本のやりたいことを捨ててまでやるべきだったかなと思います。
今回は、あまりにも日本らしいサッカーというものにこだわり、捨てる勇気がなかったのかなと思います。

日本代表の目的はアジア大会優勝。
優勝するためには日程的に1位で抜けることが必要だった。
1位でリーグを通過するためには、イラク戦は負けられない。つまり、無失点で乗り切る必要がある。
無失点で乗り切るには、イラクがやりたいことを封じる必要がある。
と考えれば、前半15分まではロングボールだったかなと思います。
そのために、前線に浅野選手がいるわけだし、私としては前田選手がスタメンでもよかったかなと。
そして、イラクの選手が疲れたところで伊東純也選手を投入というプランもあったのかなと思いました。

これは、学校の在り方も一緒です。
必要だと言われている教育を全てやろうとすると、やりきれずに全て中途半端になる。
だから、何かを捨てる勇気が必要です。
それが普通にできるような雰囲気ができるといいなと思います。
そのためには、我々大人の気持ちが重要です。
大人が子供に求めすぎない、現在の結果ばかりにとらわれない。
相手に要求しすぎないという社会の雰囲気作りが必要です。
教育が変われば社会は必ず変わるので、そのような学校が多くなるよう取り組んでいきたいと思います。

今回は大好きなサッカーからの話題となりました。
やはりサッカーは面白い。
負けたことは悔しいですが、学びがたくさんあります。
そして、何が起こるかわからない楽しさがあります。
これからもサッカーも教育も全力で取り組んでいきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か気づきがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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