抜けないアンカー
碇、錨、アンカーは、船を一定の場所に留めておくためのもの。
キャリアアンカーは、それぞれの人が持っている「キャリアを選択するときに、どうしても犠牲にしたくない本当に価値を置いている判断基準」。そう、抜きたくない錨⚓️。
やっぱり大きくて重いアンカーがここにある。
諦めようと努力して、アンカーを抜こうと頑張ったけど、やっぱり出来ない。
阪神淡路大震災を機に、右も左もわからない中 、突然建設業に飛び込んだ。
気付くと、あれから結構な時間が経過している。
身体を壊して建設業を離れて2年半。
とにかく辛くて悲しくて。今でも寂しいと思っている。帰りたいと思っている。
それは、今まで時間をかけて蓄積して来た経験や知見を捨ててしまうことに抵抗があるからだと思っていた。
...多分それも嘘じゃないし、間違っていない。
でも違った。
本当の辛さや悲しさは、抜けないアンカーを抜こうとしたからだ。
2024年 年明け早々に発生した能登半島地震。
強い揺れと津波で、どれ程の被害が出てしまうだろう...。繰り返し発生する強い揺れで、どれ程被害が広がるだろう...。
生存率が一気に低下してしまうまでの72時間をどれだけ多く残せるか、現地の建設業従事者の方々は命懸けで二次災害防止や道路啓開にあたっていらっしゃるに違いない。
日頃 勝手なイメージで建設業を下に見ている人が多い中、そんなことはまるで知らないかのように、建設の使命を胸に、揺らぐことない誇りを持って_。
「助ける人」になりたい❗️
そう、私のキャリアアンカーはここにある。
抜けない錨。抜きたくない碇。
「助ける人」になろうと、建設業にキャリアチェンジして、防災士になった。
建設業に飛び込んだのは間違いじゃなかった。
優れた技術を持つヒーローたちの世界を知った。
一度災害が発生すると、自衛隊やハイパーレスキューが入れるよう、一番最初に現地に入って確実に仕事をこなす。誰も褒めてくれなくても、スポットライトを浴びなくても_。
私は、そんなヒーローを支える「助ける人」でいたいんだ!
そんな最高にカッコいいヒーローを地域に一人でも多くする「助ける人」でいたいんだ!
やっと言語化できた。
キャリア支援者でありながら、やっと。
だから、諦めないと決めた。
*地域と建設業を大切にする
*当たり前の暮らしを支えている建設業についてわかりやすく語る
*建設業の果てしない魅力を言語化する
建設業愛が止まらない私だからこそ伝えられることがあるはず!
企業に所属しなくても、建設業と繋がることはできるはず!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?