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残り野菜を使って調味料を使わないレシピは最高!

私はドイツにいる間はほとんど外食はしない。外食をする時は友人との会話を楽しみたい時限定だ。

理由は簡単。

  • 節約したい(ドイツで外食すると高くつく)

  • ドイツの食事が美味しくない

だから外食はできるだけ和食レストランで友人と一緒になる。

普段は自宅にいることが多いのもあって、当然のように自炊だ。だが料理をするのが特に好きだというわけでもない。

ただ、できるだけコストを抑えて、かつ美味しくて健康に良いものを食べたい、とは思っている。

残り野菜をたっぷり使えるこれが好き

そこで私が気に入っているレシピは、日本一時帰国中に見かけた雑誌に載っていたのを覚えて、ドイツに戻ってから作り始めたこれだ。

簡単に作り方を紹介すると、鍋に油をひき、ベーコンを少々入れ、多種多様な野菜を適当な大きさに切ったものを重ね、最後にはピザ用チーズ(私はゴーダをおろして使っている)をのせて、蓋をして弱火でコトコトと30分以上煮たもの。(煮た?蒸した?)

玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを重ねたところ。さらにこの上にも野菜がくる

水は入れないが野菜の水分で焦げることはない(といっても、強火でうっかり長時間煮込むと焦げる)

調味料を使わないのに、ベーコンとチーズの塩味、そして野菜からダシが出て美味しい。

調味料を使わないので味付けに失敗することはないし、好みの野菜を入れることができるから、冷蔵庫の野菜室の整理にピッタリなのだ。

残り野菜を使うのは正義!

野菜は制限なく食べたい。肉も魚も卵も大事だが、野菜はたっぷりと食べたい。

だが、野菜というのは面倒だ。下ごしらえに時間がかかるし、新鮮なうちに食べたいし、冷凍には向かないものもある。

肉なら買い過ぎたら冷凍保存するのに。

ドイツのスーパーにはカットされたカボチャとかキャベツはない。

キャベツが欲しければ丸ごと1個買わないとならない。セロリは1株。人参ならバラで1本だけ買うこともできるけれど、私は最低1kgは入ったパックを買う。

すると、冷蔵庫には使いかけの野菜がたくさん溜まってしまう。これらをダメにするのはもったいない。

そこで、「野菜室一掃セール」を行うのだ。あれ?売るわけではないぞ。料理するんだぞ。

本日の野菜は

  • 人参、セロリ、コールラビ

  • 玉ねぎ、じゃがいも

  • 冷凍のブロッコリー、インゲン、グリンピース

これに常備しているベーコンとチーズ。材料はこれだけ。

本当はパプリカとキャベツもあったらよかったんだけどな。


野菜の下ごしらえに時間がかかるが、鍋に入れて火にかければ後は火を止めるのを忘れなければ良いだけ。

何度もいうが、調味料が不要というのが私にはとても嬉しい。

なのだが、このレシピには個人的にデメリットだな、と思う点が2つある。

まずは30分以上コトコトと煮込むことだ。2年前だったかのガス代の大幅な値上げの直後、しばらくはこれを作る気になれなかった。

それからチーズだ。あの溶けたチーズが大好きなのだが、溶けたチーズがこびりついた食器はそのまま食洗機に入れることができない。

(日本の食洗機事情はわからないが、ドイツのそれには溶けたチーズを入れてはならない)

そして、この溶けたチーズというのが本当にやっかいもので、鍋にこびりついたチーズは手洗いでもすぐには取れない。

仕方なく、空になった縁に溶けたチーズのこびりついた鍋を一晩水につけたおくことも多い。

だが、とろ〜っと溶けたチーズは美味しいのだ。そのためなら多少は我慢しよう。

そういえば、30年前に英語を教えてくれた若いイギリス人女性。苦手な食べ物が「溶けたチーズ」って言っていたなあ。ということはピザは苦手だったのかな。

#このレシピが好き


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