![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140782870/rectangle_large_type_2_56f6d7dbd454f2c1f0f4cbec65598e41.jpeg?width=800)
四国八十八か所の旅~#1私のお遍路さんはお経を読む、聞くところから始まった
はじめに。いつも読んでくださる皆さんへ。
私が感じた浄化や癒しのパワーをお届けできたらいいな、と思っています。
先日、ある人(沖縄の魔女さん)から頂いたクラリセージの香りを感じながら、私の好きな安曇野のせせらぎを聞きながら、書いています。
何か、一つでも感じて頂けたらうれしいです!!
【アイキャッチ】2番札所・極楽寺(ごくらくじ)大師堂前のお地蔵さん
旅の始まりは1番札所霊山寺(りょうぜんじ)から
車旅の私は、徳島・沖洲港へフェリーで到着。
その足で、(途中道の駅で休憩しつつ)霊山寺へ向かいました。
まずは、お遍路さんグッズを購入しましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1715832695426-KoTgBstzdE.jpg?width=800)
お寺の前に、お遍路用品の専門店があります。意を決して入店。
幸い、ほかにも買い求めてきている初心者お遍路さんがいらして、
ちょっとホッとする。
ですが、お店の人は椅子に座っているだけで何もおっしゃいません。
店内にも、これといって「これとこれは買いましょう」的な宣伝もなし。
(もちろん、お聞きすれば丁寧に教えてくださいますよ)
早速、試練の時!!(笑。いや、自分で勝手に思ってただけだけど・・・)
とりあえず、本を片手に遍路グッズの品々を手に取っていく。
金剛杖(こんごうづえ)は文字の書かれたものとそうでないものがあり、
値段も確か2千円くらい違ってたかな。
わからなくてお店の方に聞いてみる。
お店の方「それぞれ同じ杖ですよ。別に違いはないですから」
とそんな感じで多くをおっしゃらない。
うーん。じゃあ、安い方(文字のない方)で!
次に白衣(びゃくえ)。
サイズが三種類くらいあったので、お店の方に声を掛けて着せてもらう。
私は袖ありがいいかな。ズボンはいいや。
数珠も少し迷いました。
長いものと短いものとあって、短い方は略式。
これも真珠や水晶などで値段もいろいろ。
数珠は自分の身を守ってくれる守り神ですから、
あまり安すぎるのもどうかな、と思い、5500円のものを購入。
最後まで悩んだ菅笠(すげがさ)。
結局、荷物になるかも、と思ってここでは購入せず。
しかし、のちほど別のお寺で、やっぱり欲しくなって小さいものを
買いましたよ。雨や陽射しをしのげて、結構重宝しました。
最初の参拝は緊張&失敗の連続!!
お店の方から、参拝のお作法について書かれた簡単な小冊子を頂く。
そして、お遍路さんの格好に着替えて、いざ霊山寺へ!
(以下の参拝方法は、前回紹介した「四国八十八か所札所めぐり 遍路歩きルートガイド 改訂版」から引用しています)
![](https://assets.st-note.com/img/1715832773975-6IjjQ5IOJT.jpg?width=800)
再び、試練の時。参拝の仕方について、境内に案内はなし。
聞こうにも、お寺の方の姿は見えず。早速、不安になってくる。
大丈夫かな~~と思いながらも、さっきもらった小冊子を見ながら、
見よう見まねでチャレンジ。当たって砕けろ、だ~~~!!!
1、まずは門前で一礼。これは大丈夫。
2、手水場で手を清める。右手、左手、お口をすすいで最後に柄杓を清めて。これも大丈夫。
3、鐘を撞く。これはできたんだっけな・・・ちょっと覚えてないw
4、本堂へ参拝する。ここで最初の失敗。
お寺の配置(伽藍=がらんという)がよく理解できてなくて、
ぐるぐるしているうちに大師堂に行っていたみたい。
ろうそく1本と線香3本をお供えして、納め札(おさめふだ)を納札箱へ。
そして、お賽銭をしてから合掌。ここからお経を唱えます。
ひととおり、お経をあげてから周りをよく見回してみると、
「大師堂」の看板が。あっっっ、やってしまった・・・どうしよう!!
軽くパニックになりました。今思うと、なんか笑えるけどね!
仕方がないので、奥にあった本堂を見つけて、
もう一度最初からやり直しました。
お経を唱えながら、
「先ほどは参拝順序を間違えてしまってごめんなさい」って
心の中で謝りました。でも、それがよかったみたい。
段々と気持ちが落ち着いてきましたよ。
ちゃんと御真言も書いてあるし、お寺の御本尊・釈迦如来様もいらして、
どうして気がつかなかったのかな~~??
ひととおりお経を読み終えてから、再び大師堂へ行きました。
うーん、これは痛恨のミス!お恥ずかしい・・・
5、本堂で読経
教本を見ながらお経を音読します。
①開経偈②般若心経③各札所ごとの御本尊の御真言④光明真言⑤高祖宝号
⑥回向文 この順番で声に出して読みます。
さらっと書いてますが、お経なんてそうそう読めたものじゃないですよ。
教本にはルビが振ってあるので読み仮名は問題ありません。
言葉が読めないのです。最初はすらすらかっこよく、なんていかない。
つっかえつっかえ、自分のペースでゆっくり読んでいけばいい。
焦る必要なんて、全然ありません。
読経は、意味が分からなくても、読むこと自体に意味があるんだとか。
でも、不思議と、何回も読んでいくと、なんとなくですが、
こんな意味なのかな~~ってわかるようになるというか。。。
遍路用品店でくれた小冊子にも意味が書いてありますから、
大まかな意味ぐらいは理解しておきたいですよね。
私は、最初の読経は10~15分くらいかかっています。
でも、そんな感じでいいんです。
そういえば、お経読んでたら涙出てきて、泣きながら読んでた。。。
大師堂でお経読んでいるとき、ちょうどバスツアーの団体さんがいらして、
そのガイドさんがおっしゃってたお話をちょっと小耳に挟んだのですが。
「お経は声に出して読みましょう。
そのお声を聞くこともまた、とても大切なんですよ~」
ほかの方のお経を聞くのもすごくいいです。リズムをつけている人とか。
毎日唱えている方は、もう空で読んでますね。かっこいいなあ~
お経一つでも、こんなに感じることがいっぱいある。
私のお遍路さんは、まず、お経を読む、聞くところから始まりました。
6、大師堂へ参拝、読経
7、その他の境内にあるお堂へ参拝
本堂、大師堂への参拝を終えて、ようやく落ち着きました。
よかったよかった。
ここ霊山寺には池があり、コイが泳いでいましたよ。
先ほど、パニくってあがってしまった(笑)本堂は、灯籠の灯がきれいです。
明かりを見ていると心癒されます。本当ですよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1715832970940-eYrWn2xf7R.jpg?width=800)
8、納経所で記帳してもらう
人生で初めて御朱印をもらった私。
ここ霊山寺では、最初のお遍路用品店で既に書置きされたものを
売っていますが、通常は目の前で書いてくれます。
すぐ真ん前でさらさらさら。流れるように書いてもらって、
スタンプを4つポンポンポンって押してもらう。いいですよ~~~
ちなみに、納経料は500円。
今年2024年4月から200円値上がりしています。ご注意を。
気を取り直して、2番札所極楽寺(ごくらくじ)へ
1番札所で失敗したことで、かなりへこんでしまった私。
ですが、そう落ち込んでもいられない!!
次の極楽寺を初日のゴールとしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715851804560-V6WwW7OjlA.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715851840415-BwchS2CMhQ.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715851881069-VyjGDlJekc.jpg?width=800)
2か所目は、、、大丈夫でした!本堂を間違えなかった。
ここで、鐘を撞いたと思います。なかなかお寺の鐘を撞く、
って貴重な体験。足元の賽銭箱へお賽銭をして、いざ一撞き~~
ご~~~ん・・・体に響きますね!いい音~~~
境内には、弘法大師お手植えの長命杉があります。
なかなかでっかいです!思わず見上げちゃいますね。
樹齢1200年。うーん、当時はもっとちっちゃかったんだろうな。。。
そういえば、猿を見ました!!それも親子?で2匹くらい。
大師堂に参拝してから、お地蔵さまを見てたら、上から変な奇声が!!?
んんん、なんだ??
傍を通りかかった二人組の女性が見上げる崖に猿がいた!
ここのお寺の守り神かな??ちょっと面白かったですね。
これにて、お遍路旅・記念すべき初日、しゅうりょう~~~!!
最初のお宿は、ホテルAZ・徳島板野店。
とにかく、安いです!!駐車場無料、1泊夕食付で5910円。
さらに、朝食は無料で付いてくる。有難いなあ~~~(大泉校長風w)
はじめての夕食。バイキング形式で自分で好きな料理をよそっていくのですが、どのおかずも美味しかった~~~
またしても、私は、泣いておりました。涙味のごはんです(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1715851903989-EWyX1absgN.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715851942904-ZnEdZsb4sw.jpg?width=800)
徳島へはどうやって行ったの??
車お遍路を選択した私は、去年12月に買ったばかりの新車で行こうと決めていました。調べてみると、東京港(有明)からフェリーが出ているとのこと。オーシャン東九フェリー。私が乗船したのは、フェリーどうご。
東京港を19時出航、翌13:20頃、徳島・沖洲港(おきのすこう)着。
大人になって大型フェリーに乗るのは2回目。
しかも、自家用車と一緒に乗船するのはもちろん初めてのこと。
いろいろ面白かったですね。
東京港へは早めに着いて、フェリーターミナルを下見。
でっかい建物で、昼間は全然人がいない。がらんとしていました。
いざ、乗船するときは、広い駐車場に整列駐車してからターミナルで受付。
それから、1時間前くらいに乗船開始。
専用のタラップに車を走らせて、船内の車両室へ駐車。
駐車後は、乗務員さんが車止めをしてくれます。
サイドブレーキを忘れずに!
停車後は、徳島へ着くまで、車両室へは戻れませんのでご注意を。
![](https://assets.st-note.com/img/1715851987846-bUIe8nefaY.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715852007106-BxY6Wsr0XX.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715852027682-DKp9CkHfgc.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715852041615-czOkKPOS90.jpg?width=800)
フェリーどうごにレストランはありません。
事前に、コンビニでお弁当やおにぎりを買っていきましたよ。
船内には、いろいろ面白い自販機がたくさん!
翌日のお昼は、ちくわ天うどんを食べました。美味しかったな~~~
船のお風呂に入って、一気に「旅に出たぞ!!」という気持ちに!
ですが、その日は悪天候につき、船が揺れる揺れる~~・・・
特に、夜中はひどかったですね。歩くのもふらふらしてしまうし。
夜、床に就いてもずっとジェットコースターに揺られている感じで。。。
確か、夜中に目が覚めて酔い止めを飲みました。
多少は効いてくれたみたい。
おかげて、下船してからその日は自分自身で舟を漕いでて。
ゆーらゆら、ゆーらゆら。。。平衡感覚がおかしくなりそう!!!
そんなこんなで、ふらふらになりながら(笑)、霊山寺へ行ってたから、
普段、間違えないようなところで間違えちゃったのかもね!!
今回はここまで。
余談ですが、この記事を沖縄で書きました。
MONGOL800(モンパチ)の「小さな恋のうた」ってあるじゃないですか。
夜、国際通りの近く、牧志公設市場のとある居酒屋さんで、
いわるゆ流しの男性が唄っていたのを聞いていました。
あ~、いい歌だな~って思って、あらためて夜一人で聞いてたら、
なんか涙がぽろぽろぽろって。。。
大山百合香さんのカバーバージョン。
ただただ、泣いていました。
最後の記事の校正を、この歌とともに。私なりの思いを込めて。。。
次回からは、全部のお寺を書かずに、
ここは書きたい!!お寺だけ書くかもしれません。
全記録はさすがに大変すぎるので・・・
是非、ほかの方の記事も併せてご参考になさってくださいね!
それでは、また。
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?