私は考え始めた葦

地に足の着いたアメリカ暮らし

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最近の記事

Kindle本まとめ買いキャンペーン購入品

最近、Kindle本の購入品を紹介したばかりなのですが、このタイミングで『まとめ買いキャンペーン』が始まってしまいました! ということで、参戦! 実は『まとめ買いキャンペーン』で購入するのは初めてです。 〈小説〉 前回の記事で紹介した『汝、星のごとく』の続編。 『汝、星のごとく』はすごい速さで読み終わってしまいました。 内容は決して軽くないし、鬱々として読むスピードが落ちてもおかしくないのですが、全体を通して独特な爽やかさがあります。 この手の人間ドラマでここまで展開が

    • 子は親を映す鏡

      以前「息子と関わる上で気をつけていること」という記事を書きました。 この記事を書いた当時は(と言っても1ヶ月半前ですが)、周りの大人の態度や機嫌を赤ちゃんは敏感に察知するらしいから、気をつけようと思っていたくらいで、まだあまり実感はありませんでした。 現在、息子は四ヶ月を過ぎ、声を出して笑ったり、火の玉のように泣いたり、プラスにもマイナスにも感情表現が豊かになってきています。 そして、今になって、周りの大人が安定して、気持ちに余裕を持って、赤ちゃんと接することがいかに大

      • Kindle本、購入品紹介

        子育てが始まり、パソコンに向かう時間がめっきり減ってしまいました。 何か書き物をするのが好きなのですが、なんとか衣食住をするのに精一杯でなかなか書くことが出来ません。 もちろんスマホで打つことも出来るのですが、私はキーボードで打つのが好きなので、何となく重い腰が上がらないと言った感じ。 書き出したものを終わらせるくらいはスマホでできるのですが、なかなか始めることが出来ないのです。 と言っても、息子が生まれる前から投稿の間が空いてしまうのはよくあることだったので、結局は私の

        • 赤ちゃんの周りを幸せにするパワーってすごい

          先日、息子が無事に百日を迎えました。 赤ちゃんは生後すぐから虫笑いや生理的微笑と言われる表情を見せます。 寝ながら夢を見てるのかニヤ〜っと笑ったり、用を足しながら気持ち良いのか笑ったり。 その脈絡のない笑顔からだんだんと楽しい嬉しい気持ちの本物の笑顔に変わっていきます。 うちの息子は、おもちゃを一心不乱に蹴りながら満面の笑みだったりします。 また、だんだんと顔を見て笑いかけてきたり、私たちの笑顔につられて笑ったりということも増えてきました。 そんな時、ああこの子は愛され

          子ども時代のトラウマから抜け出す

          私は子ども時代、かなり一生懸命ある習い事をしていました。 中高生の頃は6時から深夜12時まで練習するなんてこともざらでした。 高校卒業後その習い事の専門学校に行くのに4年間の海外留学をし、その道のプロになりお給料をもらい、ご飯が食べれるくらいになったので、端から見ると順風満帆、あの時の苦労が報われたねと思うかもしれません。 今日はその習い事時代の話です。 私が何の習い事をしていたのかは重要じゃないので、明記しません。 その習い事の先生はとても厳しく、気難しい人でした。

          子ども時代のトラウマから抜け出す

          子は授かり、お返しするもの

          子どもが生まれる前は私は育児関係の本は眉唾ものだと思い、ずっといつか子どもを、と思っていたけれど、手に取ることはありませんでした。 妊娠がわかって数ヶ月、夫が「子どもの精神的発達について知りたい」と言い出し、私は本を探し始めました。 夫は英語話者なので、英語の本を探しましたが、日本で保育士さんの教育現場などでも使われているこの本ほどぴったりの本を見つけることは出来ませんでした。 結局夫は読まずじまいで子どもが生まれてきましたが、私がこの本で学んだことをその都度シェアするよ

          子は授かり、お返しするもの

          息子と関わる上で気をつけていること

          すやすや気持ち良さそうに昼寝をする息子の横で『育児の原理』から心に残った部分をメモしてあるノートを開いている。 息子が生まれる前、上記の文章を読んで、ふむふむ、そうだな、母である私の心が安定していることが一番大事だな、などとわかったような気持ちでいた。 子育てを始めてまだたった数か月。 これがいかに難しいことか早速気づき始めている。 それでも私はこの本に出会えてよかったと思う理由は、この言葉をふと思い出しては悩める時も出来るだけ息子に笑顔を見せるようにしている。 口角を上

          息子と関わる上で気をつけていること

          私と赤ちゃんの授乳の旅

          前回の記事から3日後、突然陣痛が来て予定日より1週間以上早く息子は生まれてきた。 それから約一ヶ月。 この小さな存在が私達と一緒に住んでいる不思議を幾度となく感じながら、幸いにも息子はすくすく(ぷくぷく)成長している。 アメリカでは通常分娩で産後に問題が無ければ、産んでから48時間以内に家に帰される。 私も2/23の夜7時に息子を生み、2/25の朝6時に看護師さんに「2,3年後に二人目産みに戻ってくるのよ〜Good luck! 」と笑顔で送り出された。 今にも壊れそうな

          私と赤ちゃんの授乳の旅

          現代のママ、情報を取り入れることの良し悪し

          今日もこの本から。 この本の一節に昔のママと現在のママを比べる項目がある。 この本の出版は1989年、ちょうど夫の生まれ年。ちなみに私はその3年後の92年生まれ。 著者の言う「昔のお母さん」とは、きっと著者自身の母親や祖母世代のことだろう。 だから、これから話す「現代のママ」が私の母親世代のことなんだろうと思う。 この本が書かれた時点で「現代のママ」は神経質気味で、情報過多に悩んでいると作者は考える。 現在の私たちなんて、この「現代のママ」の数倍数十倍は情報過多なのでは

          現代のママ、情報を取り入れることの良し悪し

          赤ちゃんを育てていく上で

          何かの本を読んでいた時に作者おすすめの本として出てきた『千年の読書』。 実は私はまだ全部読んでいないのだけど、最初の数ページをめくっただけでもわかる魅力的な本だった。 読書好きな人が正直に真摯に書いているストレートな文章、という印象。 この本の端書きには、 とある。 この一文を読んだ時に本当にそうだなぁと妙に納得してしまった。 現在私は臨月を迎えた妊婦だが、数か月前妊娠のお祝いに、と母の友人が彼女の大切な育児のバイブル的な本を授けてくれた。 私はその本を読む前に、乳幼

          赤ちゃんを育てていく上で

          私の「赤毛のアン」

          最近この本を読み始めた。 脳科学者の茂木健一郎氏が「赤毛のアン」の物語を通して幸せとは何かを探求する。 面白いコンセプトだと思った。 赤毛のアンは、子どもの頃から私にとって身近な物語だった。 大判のハードカバーの絵本が家にあったため、繰り返し繰り返し読んだ。 大人になると、同じ本を読み返すことがめっきり減ったが、子どもの頃は気に入ったものは絵本でも映画でもアニメでも繰り返し繰り返し見たものだ。 大人になり、アメリカ人の友人から「これ私が一番好きな本」と勧められて原書で「

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          多方面から大戦を見つめる

          先週末、私の住むカリフォルニア州には約100年ぶりのハリケーンが上陸した。 大変なことになる、とニュースで散々脅されたが私の地区は特に被害もなく台風が過ぎ去っていった。 日本ならこのくらいの雨なら一年に何度もあるよ、くらいの降水量でも普段本当に雨の少ない地域故、道路の水捌けの悪さによる冠水やアパートの雨漏りなど心配した。 水道が止まった時の備えとして飲料水を余分に買ってきたり、調理なしで食べれる食料を準備したり、トイレの水を流すのに風呂の水を貯めたり色々考え得ることをして

          多方面から大戦を見つめる

          恐るべきデビュー作

          今日やっとこの本を読了できた。 AmazonでKindle本を買おうとするとプロモーションでやたらと出てくるので、嫌でも目にしていたし、アガサ・クリスティー賞受賞!この小説が熱い!みたいな何枚も熨斗がついたような本だったので、天邪鬼な私は「うーん、なんか人気あり過ぎて違う…」と拒絶反応を示していた。 セールになったところでようやく、レビューくらいは見るかと商品ページに飛ぶと「ロシアがウクライナと戦争している今だから読むべき」という趣旨の投稿を見て、何これ?ロシアの戦争の話

          恐るべきデビュー作

          コナンファンが読むアガサ・クリスティーの名作

          最近この本を読み始めた。 ミステリーの女王、アガサ・クリスティー著の『そして誰もいなくなった』は長いこと読んだ方がいいと思っていたが、なかなか手が出なかった。 言うのを憚られるが、なんかタイトルが魅力的に思えなかったのだ。 英語で人は見かけによらないというのをYou can't judge a book by its cover.(本の表紙を見ただけでその本のことをわかったと思うな)と言うが、本当にその通りで、読んでみたらすぐにこれは面白い!となった。展開も速く、次々と物

          コナンファンが読むアガサ・クリスティーの名作

          Twitterの閲覧制限はいいことか、悪いことか

          Twitterの仕様変更が話題になっている。 一般人だけでなく、有名人や大企業もTwitterの代替サービスを目指すThreadsでのアカウント作成を発表したりとTwitterユーザーにとって大きな転換点となるかもしれない。 多くのTwitterユーザーの反感を買ったのはツイートの閲覧制限だろう。 Twitterを所有するイーロン・マスク氏は「一時的な制限」として具体的な数字と共に閲覧制限を発表した。 認証済アカウントは一日に6000件、非認証アカウントは600件、新規の

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          若く苦く、そして誰でも共感できる

          本当に好きな人ができるってこういうことよね、と思わせてくれた本がある。 それは森見登美彦著の『太陽の塔』という本だ。 随分前に読んだ本で内容は詳しく覚えていないが、京都の大学生を主人公にこちらが苦しくなるほどに若く、胸を締め付けられるような青春の恋愛を描く。 作者自身が京大卒で、京都をよく知る人は読みながら情景が浮かぶだろうなと思う。 最後の最後に主人公が彼女との思い出をただ羅列するシーンがある。 私はそのシーンが本当によく若い時の恋愛を現わしているなと思い、ノートに

          若く苦く、そして誰でも共感できる