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カリカリしない術を習得【17】普通の高校教師が、外国につながりのある子どもに日本語を教えるようになった

【日本語教師を始めたい方、学校教員を目指している方や始めたばかりの方のお役に立てれば幸いです!】

待っていたが時間になっても生徒が来ず、
実は1.2時間目に初プール授業との事(聞いてない)で、
2.3時間目→3.4時間目
に、ずらしてもらう対応となった。
今日は後の用事がずらせるものだったので、
事なきを得た。

が、仕事上、連絡不行き届き案件だったので、
教頭先生と担任はじめ、職員の方たちが謝ってくださった。
連絡実践ファイルにても再度の謝罪のご記入があった。
が、私立校に勤務していた時にはもっともっと不行き届きを経験したため、
特に不快感は抱かずに済んでいた(良いのか悪いのか笑)。

担任20代女性教諭も、
爽やかに己の非を認めてまずハッキリ滑舌良く、笑顔で謝ってくださる。
その上で適切なご対応くださるので、
気持ち良く仕事させて頂いている。

プラス、カリカリしてしまう方が馬鹿を見るというか、なにより損だ、と人生経験で知ったので、
鷹揚に対応できるようになった。



🌿Digression(余談)🌿

私立vs公立❓ これはあくまで私見だ。
自分は新卒から16年公立高校に勤務して若年退職し、
異業種を経験した後、私立高校も非常勤講師として数年勤務した。

で、私立の先生は緩くて、公立の先生はピリッとしている、という印象を受けた。

自分は公立出身なので、最初は私立の緩さ(同じミスを繰り返す、悪いと思ってない、謝らない、何も改善されない)に馴染めなかったが、
上記のカリカリしない術を習得した。

クレームきても仕事は回ってるようだし、
期間雇用の非正規で自分はすぐいなくなるし。
なにより、
その分、自分のミスにも寛大になれたし!

「犯人探しをしている場合ではない。スタッフ皆んなでピンチを乗り切ろう」というドラマのセリフがあった(し私立でも聞いた)ので、
そういう時代なのかなとも思った。

公立出身の自分の場合、
なんでこういう事になったか?原因追及しないと同じミスが繰り返されるから。

ついでに、学校で命を失った生徒って、
公表の有無に関わらず意外にいるから、
ミスは文字通り命取りになる。
だからこそ、はっきりさせたいタイプだったが。

で、私立を経て公立校に携わらせてもらい、
時代の問題ではないじゃん、と思う。
そうだよ、仕事ってこういうのだよ、とそれぞれの場面で溜飲が下がる。
仕事が速いのはもちろん、改善の質が高い、
評判が評判を呼び、生徒数が増えている。

以上、改めてまとめてみて、
私立で改善の質の高い学校もあれば、
公立でそうでない学校もあるのかな、

と思った。私立か公立かの問題ではないのかもしれない。

仕事のミスに対して犯人探しという単語が当てはまるのかどうかも微妙だ。
頑張っているからこそ、
出るミスがあったりする。

その人の苦手分野(誰しも一長一短)を
他の人がカバーする体勢をとるチームプレイが組織には好ましいし、
また意外にその苦手分野こそ
功を奏する場面が出てきたりもする
し。

なーんて書いていたら、
20〜30代にやらかしたミスの数々を思い出す!穴があったら自分を埋めたい!
こんな自分を支え育ててくださった元同僚の皆様に感謝です✨✨

とにもかくにも、生徒のためにも、
楽しく安全でかつ成長できる場の提供に
努めたい。自分は大河の一滴に過ぎないが。

スマホ作業で疲れた目には緑

担任の先生が昼休みに印刷室に来た。
ここぞとばかり、今日の内容を伝えた。
彼女(に限らず教員全員)はいつもの如く忙しそうだったので、
「手、動かしながらでいいですよ。耳だけおかし頂ければ」
と言い、わたしは喋り続けた。
笑顔で返事してくれていたが、なんだか汗っていて、
破棄される30センチ束くらいの紙ごみを一枚一枚めくっていたようだった。

彼女が去り、5分後くらいに事務の方がいらっしゃり、同じ作業を始める。
「どうしたんですか?お手伝いしましょうか?」伺うと、なんでも、
生徒の手描きイラストの紙が見つからない、
捨てた紙類に挟まっていたのかも、と。
「先生に怪獣の絵を渡した」と
生徒は言っているらしい。

わーかる!担任しているクラスの生徒は、
5〜6人、一斉に話しかけてくるのだ。
聖徳太子状態で返事し渡された物は受け取り、
頭を整理し(たつもりで)、
職員室のデスク上の、課、科、授業、クラス、に分けられたレターケースも
あっという間に(開かないくらい)いっぱいになった、わたしの場合は。

彼女のデスクはいつもすっきり整頓されているので、
これは、生徒が渡したつもり(で実際は渡していない)の可能性が高い。

しかも宿題でも書類でもない。のに、
担任も事務の方も、こんなにも一生懸命に探してくださっていた。
「小学生の描く怪獣ってどういうのだろうねぇ?」
なんて言いながら。

生徒にちゃんと向き合い大切にしている姿勢に頭が下がる。
「先生はどうぞご自分のお仕事なさってください」と言って頂き、そのまま続けたが、
手伝えばよかった!

今頃見つかっていますように!
               🌿終わり🌿


〈続き〉
「プール授業だから日本語の授業ないと思って、日本語教材及びがんばりノートを持ってきていません」
と、翻訳機で言われた。ので、
シールを貼る事が出来なかった。
約束守ってからのご褒美、まで、
想像以上に道が長い!来週に期待!

音読→
拗音「みゃ」「きゅ」「しゃ」など。
耳が良いようで、ローマ字の力も借りつつ、
発音はできている、が、
書き方については、

「ゅ」は小さく書いてね
と教えるが書く位置も含め大小の加減も上手くできず、日本語の難しさを改めて思い知る。
とはいえ、日本で暮らしていくうちに「ゃ」「ゅ」「ょ」は多く目にするだろうので
(事実「かなれんしゅうちょう」と教材に拗音が二つも書いてある)
神経質にならずいきたいと思う。

算数→
掛け算のドリル、からの同じ問題のタイムトライアルを、間に別問題入れて5回行った。
毎回全力でやるのに、
3回目が最速だったという不思議😂

九九はなぜか2×9がどうしても間違えたりした、3×9、7×9はできるのに。

というのは、わからない段があるわけではないが完璧ではない、つまり抜けがある。
せっかく算数が好きみたいなので、
反復練習で完璧を目指そうと思う。




最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

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