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昭和の面影 

子供の頃食べていた素麺は、つゆが温かい物だった。そこに冷えた麺を入れて食べるのだ。
最初は味が濃く熱く感じるけれど、食べていくうちに、丁度良くなるものだから、つい食べ過ぎてしまう。


母が作るのは鶏もも肉が入る物で野菜は、たっぷりの薬味と並んで別に茹でて添えられていた。つゆに肉が入っているので、素麺でも満足感がある。



友人が遊びに来た時に母の素麺を少しアレンジした物。

野菜も一緒に入れてみた。


お椀の中は、ちょこっと炊き込みご飯。
漬け物もあります。



デザートは和のアフタヌーンティー。

手作りの寒天と黒蜜を使って

私の場合、パスタを出す事が多いけれど、友人は、とても喜んでくれました。


息子と2人で暮らしているので、鶏肉の代わりに豚肉を使ってるバージョン。

豚肉・茄子・生姜が入っています。

豚肉は軽く塩してフライパンで焼き、生姜と茄子も一緒に炒め、砂糖・酒・醤油・みりんを入れ少し炒めたらダシ汁を入れて少し煮て、味見をして薄いようなら塩を足して完成です。
味付けを市販のめんつゆを使ってもOKです。

やはり素麺はコレだな。
食べていると今は無い実家の縁側や懐かしい風鈴の音。何故か素麺の後に出てきた今では冷蔵庫に入らないから息子達は食べた事の無い大きなスイカの香りも一緒に昭和の面影が五感を擽ってくるのでした。

#創作大賞2024

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