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11社目

次に応募したのは職業訓練を実施しているNPO法人。
起業家を育てる訓練をしているところでした。
職業訓練で起業家ってすごいなと思って、興味津々で応募しました。
事務アシスタントの募集だったので、最初の試験はエクセルで自分の履歴書を作成するという試験でした。
こういう試験は初めてで、一から履歴書をエクセルでつくるなんてやったこともなかったので悪戦苦闘。。。
正直最悪の出来でした。
でも、なぜか次の面接まで進み、代表と一対一の面接に挑みました。
とても親しみやすい方で、面接というよりは雑談という感じでした。

この面接で私が自己アピールとして推したのは、やはり求人広告代理店での経験でした。
求人広告の原稿というのは、クライアントの意向だけで作成しません。
見ている求職者がどういう気持ちで見ているかを反映させて作成します。
だから、求職者の気持ちが理解できる。
これから起業しようという方に、自分も起業した経験があるので、それも活かしたいということも伝えました。
見事採用!

職業訓練のクラスがいくつかあり、各クラスの授業の準備や講師とのやり取りなどが主な仕事でした。
数ヶ月が過ぎた頃、代表に呼ばれ、「事務アシスタントより、クラスを担当するほうが君には向いているんじゃないか?」と言われました。
私自身、そこに興味があって応募したので「ぜひお願いします」と返事をしました。

クラス担当の仕事は、カリキュラムを考えたり、講師依頼したり、国への書類の作成など多岐に渡りましたが、とてもやりがいのある仕事でした。
この時に、ジョブカードコーチの資格も取得しました。
このnoteを始めたのは、これまでの経験と、この職業訓練の責任者を担当した経験をお届けしたいという想いがきっかけです。
起業家をめざしてきた人たちですが、結果的に起業を諦め、就職する人もたくさんいました。
でも、皆さん履歴書の書き方や、職務経歴書の書き方、面接への挑み方などがわからない人が多数でした。
授業外でレクチャーすることも少なくありませんでした。
今回は11社目の話なので、これ以上はまた今度(笑)

ここを退職することになったのは、職業訓練事業を撤退することになったからです。
私としては本当に残念なことでした。
事業撤退に伴う退職ということになったのです。
もっとこの仕事を楽しみたかったと今でも思います。
ただ、訓練生たちをほとんど脱落させることなく修了させることができたのは、今でも私の誇りです。

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