ネガティブを感じても大丈夫!STEP2:ネガティブ思考の原因
STEP1のおさらい
前回、STEP1:ネガティブになる理由を理解するでは、ネガティブな思考が出てくる理由は脳の仕組みで、人間の思考の8割はネガティブな思考だということ、ネガティブな思考が出てきてもそれは自然なことだというお話をさせていただきました。
そして、STEP2ではネガティブな思考を作り出す原因となっている脳の癖についてお話しします。
STEP2: ネガティブな思考の原因
「ネガティブな思考の大半は自分の想像が作り出している」
私たち人間の脳の癖で、物事を偏った見方で捉えてしまう「バイアス」と呼ばれる脳の癖があります。この脳の癖が原因で、誤った考え方をしたり、ネガティブな思考に陥ったりしてしまうのです!
「自分の想像」と表現しましたが、この想像に深く関係しているのが私たちが自ら意識することの出来ない、意識の深い部分(潜在意識)です。
ですので、想像してしまう自分を責めないで下さいね。誰もが持っている脳の仕組みなのです。
次に、特にネガティブな思考を引き起こしやすいとされている脳の癖をご紹介します。
ネガティブな思考を引き起こす脳の癖
白黒思考: 物事を極端に捉えてしまう脳の癖。例)完璧ではないから、ダメだと考えてしまうなど
選択的認知: 自分が気にしていることに自然と意識が向いてしまう脳の癖。例)自分の長所より短所ばかりが気になってしまうなど
結論の飛躍: ほんのわずかな出来事から、大きな結論を出してしまう脳の癖。例)「挨拶されなかったから、嫌われているかも」と考えてしまうなど
破滅的思考: 小さな問題を大げさに受け止めてしまう脳の癖。例)少し体に痛みを感じた時に、「もしかしたら重大な病気かもしれない。」と最悪の結果を考えてしまうなど
個人化: 様々なことを「自分の責任」と感じてしまう脳の癖。
過度の一般化: 一度の失敗や出来事を基に、それが将来のすべてに当てはまると決めつけてしまう脳の癖。
感情的思考: 自分の感情をそのまま事実と捉えてしまう脳の癖。例)プレゼン前に「不安だから、絶対にうまく話せない」と感じてしまうなど
私もこれらの脳の癖により、充分な証拠もないまま、勝手に判断してしまったり、思い込んでしまい、ネガティブなループに入ってしまったことがありました。
しかし、これらは自分の意識でコントロールできない、脳の癖なのです。
ですので、ネガティブな思考になっても、焦らず、脳の癖だということを思い出し、
「あれ?これは想像じゃないかな?」「思い込みはないかな?」
とネガティブな思考を少し離れた視点、第三者の視点から考えてみてください。
すると、「あ、そう考えてみれば、証拠はないな…」など、少し違った角度から考えることができます。
でも、もしなかなか違う視点で考えられないと感じても大丈夫です!
脳の癖は自分では意識できない深い部分(潜在意識)が深く関係している為、頭で考えているだけでは、なかなかうまくいかないのです。
次回STEP3では、ネガティブな思考を手放す自己対話の方法について詳しくご紹介します。
ネガティブ思考を感じても大丈夫!
少しずつ仕組みを知ってネガティブ思考と仲良くなっていきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?