さぼてん企画

1948年のナクバ(大災厄)=イスラエル建国でパレスチナの村は破壊されたが、境界に植え…

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1948年のナクバ(大災厄)=イスラエル建国でパレスチナの村は破壊されたが、境界に植えていたサボテンは再生し、サボテンの群生する場所は、そこにパレスチナの村があった証しとなった。 02年〜京都で講演会や映画上映会を催していたさぼてん企画→23年からインスタとブログを発信中。

最近の記事

ガザ、これまで目にしたこともない残酷さ

ガザにおけるイスラエルの大量虐殺、それは外科医の私たちがこれまで目にしたことのない残酷なものだ Feroze Sidhwa Mark Perlmutter 2024年4月11日 翻訳:折口学 これを読んだら、この猛攻撃が続く限り、イスラエルへの武器供与を停止するよう声をあげてほしい。 3月25日、整形外科医と外傷外科医のわたしたち 二人はハーン・ユーニスにあるガザ・ヨーロッパ病院で働くため、ガザ地区に入った。二人はあふれかえる汚水のはなつ悪臭、そして大気に漂う火薬の独特

    • 2012年11月チョムスキーらの呼びかけ

      【始まりは10.7ではない】「ガザで殺人を行っているのは誰か」――ノーム・チョムスキーらによる報道への呼びかけ 2012年11月14日 翻訳:折口学 欧米各国でこれまでの戦争でなくなった軍人の追悼が行われた(第一次大戦の終結した)11月11日、イスラエルは一般市民に銃口を向けました。翌11月 12日の朝刊はこれまでの戦争や現在進行中の戦いで犠牲になった人に関する報道であふれ、読者はこうして新しい週を悲痛な思いで迎えました。 しかし、これらの報道には、今日の戦争の犠牲者の大

      • ガザの飢餓に心の揺れるラマダン

        親戚がガザで餓死しそうになっていたら、ラマダンでも心は安まらない ライラ・エルハダド 2024年3月11日 翻訳:Rico Ocampo 普通の時であれば、ラマダン直前の数日間は、高揚感に満ちあふれている。イスラム教徒は神聖な一か月のラマダンの間、明け方から夕暮れまで何も食べたり飲んだりせず、日の入りとともにイフタールと呼ばれる盛大な晩ご飯を食べる。そのための食べ物を瓶詰めにしたり、ラマダンに欠かせないナツメヤシ、ナッツ、あんずのジャムなどをかごに盛ってご近所へのプレゼント

        • ガザの医療を遠くから支える

          病院とその周辺地区へのイスラエル軍の攻撃による負傷者を懸命に治療する医師にとって、チャットは命綱だった。 サイモン・フィッツジェラルド、オサイド・アルサー 2024年2月25日(日) 翻訳:Rico Ocampo 1月下旬、私たちはガザ南部のナセル病院に残る唯一の外科医、カレド・アルサー医師と世界中の医師を結ぶグループチャットを作った。 数か月前までナセル病院は外科医10名と外科研修医10名を有する拠点だった。しかしこの時には、31歳のアルサー医師が、彼自身ガザでの臨床

        ガザ、これまで目にしたこともない残酷さ

          論説:米国人の医師である私がガザで見たもの それは戦争ではなく、殲滅だった

          イルファン・ガラリア 2024年2月16日 翻訳:Rico Ocampo 1月の終わり近く、整形外科医をしている私はバージニア州からエジプトに旅立った。世界各地で医療支援を行なう人道団体MedGlobalが組織したガザでボランティア医療活動を行なう医師と看護師のグループに参加したのだ。 私はこれまでにも戦争状態にある地域で活動した経験がある。しかしガザにいた10日間で私が見たものは、戦争ではなかった。それは殲滅と言うべきものだった。イスラエルによるガザの空爆により、これま

          論説:米国人の医師である私がガザで見たもの それは戦争ではなく、殲滅だった

          普遍的人権の灯火は、南アフリカが受け継いだ

          Edwy Plenel メディアパート紙編集主幹論説  2024年1月13日 訳:逸見龍生 〈われらの民衆の期待に応えようとするならば、ヨーロッパ以外の場所に目を向けなければならない〉。これは、フランツ・ファノンのエッセイ『地に呪われたる者 』(1961年)のほぼ最後の言葉である。 今日起こっている逆転現象の予言として読むことができる。…ベトナムからアルジェリアにいたるフランスの植民地戦争で、ファノンはヨーロッパがヒューマニズムの名でヒューマニズムを否定したことを猛烈に批判

          普遍的人権の灯火は、南アフリカが受け継いだ

          イスラエルは西岸地区でインティファーダが始まることを望んでいる

          ギデオン・レヴィ 2024年1月17日 ハアレツ紙 訳:Rico Ocampo 3時間半。ヨルダン川西岸地区の中央部ジェニンから西岸地区西部のトゥルカレムに行くのに3時間半かかった。3時間半もあれば飛行機でローマに行くこともできるし、イスラエルの南端の町エイラットに車で行くこともできるはずだ。しかし占領された西岸地区では、今、近くの町の間でも車で行くことはほとんど不可能だ。今週私たちがジェニンからトゥルカレムまでの35kmを移動するのにかかった時間は3時間半だった。ガザの戦

          イスラエルは西岸地区でインティファーダが始まることを望んでいる

          ガーダ・アギール 「ナクバを2度体験する」

          私の年老いた親戚は1948年に最初に命がけで逃げた。そして、ちょうど今ガザで再びナクバを道を歩いている ガーダ・アギール 彼らのストーリーは他の何千ものパレスチナ人のものである:何度も何度も移動を強いられ、家を失うか破壊されているというものだ (2023年12月14日  初出:ガーディアン) 今週友人からある漫画が送られてきました。2人の年配の紳士が居心地のいいイスに座っています。片方がもう片方にこう言います。「歴史を学ばない者は、それを繰り返す運命にあるものだ」

          ガーダ・アギール 「ナクバを2度体験する」

          銃弾や爆弾だけの問題ではない

          保健機関が今のガザの状態のように憂慮を見せていたことはかつてない デビ・スリダール  訳:Rico Ocampo この前例のない紛争がもたらす病気の急増により、ガザの人口の四分の一が1年以内に死亡する可能性がある。 イスラエル・ガザ戦争はいくつかの世界記録を樹立したと言える。これはここ30年で最もジャーナリストの命を多く奪った紛争だ。国連職員も歴史上かつてないほどの数が亡くなった。医療機関とその職員への攻撃も過去最多となると見られる。学校など教育施設も51%が壊滅的な被害

          銃弾や爆弾だけの問題ではない

          さぼてん企画 「パレスチナを理解するために」チラシデータ 2023年12月17日

          ご自由にお使いください。 白黒可4ページ チラシのページは ①表紙 ②パレスチナの歴史 ③ガザ地区 ④西岸地区 となっています。 *インターネット上でjpg→PDFに無料変換できます。 *コピー機ではなく、印刷機を使用する場合、色合いが薄いところがあるので「文字写真モード」にすると比較的きれいにでます。 *A3(または縮小してB4)を2つ折り・両面刷りにすると1枚の紙でいけます。その場合は片面①と④(向きは逆)、もう片面は②と③(同じ向き)に刷るとうまくいきます。

          さぼてん企画 「パレスチナを理解するために」チラシデータ 2023年12月17日