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「太りすぎ手術できない?地獄の抗がん剤編」

はい、前回の続きです。
今回はタイトル通り「太りすぎで手術できない?地獄の抗がん剤編」となります。

もともと、胃カメラやった日の時点で133.2キロありました。ただ、大腸がんと確定診断でてからストレスで125キロくらいまで落ちましたが、現状のままだと手術にどうしてもリスクが伴うとのこと。

最悪の場合、死ぬ。
エコノミー症候群/出血/縫合不全/感染症/癒着や炎症/また長時間の手術による全身麻酔からの復活時にもリスクがあるとのこと。

で、何もせずに放置するよりは抗がん剤やれば自然と痩せる人が多いので、痩せること見込んで特例で抗がん剤いれ始めましょうということになりました。

それにともない、食事制限も始まりました。一日の摂取カロリーは1000kcalまで、夜はマイクロダイエットというダイエットサプリのみ!

まず、抗がん剤ですが、自分がやる化学療法は一般的にカペックスと言われる方法。カペシタピンという飲み薬とオキサリプラチンという点滴による療法です。
3週間を1クールと見なし、初日にオキサリプラチンの点滴投与で通院。点滴後は、夜からカペシタピンを食後に投薬。2日目からはカペシタピンを朝と夜に7錠ずつ飲む。カペシタピンを2週間飲み続けて、3週目は休息期間となり、また初日に戻り次クールになるという流れ。
やることは決まってますが、やはり抗がん剤、一般的に知られているようにかなりツラいし回数増やすことでより酷くなる。カペシタピンの投薬はそれほどなのですが、オキサリプラチン点滴による副作用がとてもツラいんですよ。点滴中から手足口内が痺れ始めて、欠伸やくしゃみなどで眼に力を入れると激痛が走る、点滴直後はアルコールも入っているのでふらつくし、実際には腫れてないが風邪のときみたいに喉が腫れた感覚があり声も出にくい。初回点滴後2日目夕方からしゃっくりが3日3晩続く。末梢神経ヤられるので舌も痺れるし、鼻水も出っぱなし。吐き気も続きあまりものも食べたくない、うどんやそばで耐えました。全身が知覚過敏状態になり水で手洗うだけで痛いですし、ジェットタオルなどの風もNG。なんといっても外歩いてても寒風ふくと露出してる肌がビリビリ痛い。1クール目2クール目は一週間ほどで、点滴の副作用治まり三週目には動きまわれるレベル。なので、食事制限ありますが吐き気による食欲不振を取り戻そうとしてしまい、ついついハンバーグなど食べてしまいチートデイを作ったりしてしまってました。 
で体重も余り変わらなかったので、2クール目翌日の12/1から2週間ダイエットもかねてリハビリ入院と相成りまして。完全管理された病院食一部ですが載せますね。

朝ごはん
昼ごはん

味はまだわかりましたし、美味しかったのでしっかり食べれました。量は少なかったですが、点滴直後なので食欲不振状態なのでこれで足りてた。夜はマイクロダイエットというドリンクのみ。
2クール目までは副作用もあまり酷くなかったのと、12月上旬が例年に比べ暖かくそこまで肌の痛みもなかったので、リハビリ室での運動以外に朝と夕の2回病院の敷地内をグルグル歩きまわってました。12月の下旬に東京いく予定があったので、何としても2週間で退院するんや!と思いながら運動をし、120キロをギリギリ下回ったので何とか退院。その頃には抗がん剤の副作用も治まってたので、退院後はステーキ宮に直行してステーキ食べました。涙が出るくらいおいしかった、、、

で、東京行ったり12/20の誕生日にケーキ食べたりしてたら、ほぼ体重が横ばいに。3クール目の抗がん剤の開始です。
ここからが、本当の地獄。
1、2クール目より吐き気がとてつもなくて、食べれない時もありました。点滴直後からもうこれまでと違うと。オイコスやジョアなどで凌いでました。ただ、これまで以上の吐き気だったこともあり、休息期間になると食欲が爆発。ジャンクなものやファストフードなとが食べたくて食べたくて仕方ない状態。
それでも、カロリー制限があったのでどうにか我慢する状態。こうなると軽い飢餓状態。
標準体重の人ならこの制限もないので食べたいものは食べれる内に食べて🆗ですが、自分はそれが出来ない。
食が一番の楽しみと言っても過言ではない。それでも早く痩せないと本当に命にかかわってくる。なんとか我慢しないと。

吐き気で食べれなくなる➡️吐き気が治まると急激に食べたくなる➡️制限かかっており、好物が何一つ食べれなくなる➡️地獄

という感じで、地獄の期間に突入したのが去年の年末。

今回は突入しただけです。本当の地獄はここからでした。
次回は「家族なんてもういらない、抗がん剤地獄編後編」となります。

トプ画ですが、ガンと診断を受けてから自分に癒しをずっとくれてた嫁?相棒?のゴールデンハムスターのバニラです。この子のことも今後の話に出てきますので、良ければ次回以降もお楽しみに!
今回も読んでくれてありがとうございます。

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