見出し画像

みっきーのリアル登山者の端書き#568『先頭を歩く』

これだけ寒くなってくるとあまりないのですが、夏場の低山ハイクとなると「誰が先頭を歩くか」でひと悶着あることがあります。

一般的に登山時の並び順は先頭がサブリーダー、最後尾がリーダーという配置となっているのですが、サブリーダーが先頭を避けたくなるくらいの理由が、夏場の低山にはあるのです。

それが蜘蛛の糸です。
山の中には虫が多く、それを捕食するクモもまた多くいます。

人が通る登山道は同時に虫も通りやすい道になっているようで、クモたちは登山道を遮るようにクモの巣を張ることがあります。

それが可視の状態なら気をつけて避けることもできるのですが、大抵そういうときの糸はうまく見えないように張り巡らされていて、それが顔にひっかかることがしばしば。

そうしたことから、先頭にはあまり立ちたくなくなってしまうわけです。

先頭を歩くということは、そうした苦労や風当たり、被害を受けることがありますが、そうして誰かが先頭を行くことで、後続は安心して歩くことができます。
時には必要なことと割り切り、堂々と先頭を歩くことができるといいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?