見出し画像

みっきーのリアル登山者の端書き#758『金華山・めい想の小道』

金華山は岐阜市の中心にある低山で、標高は329m。
山頂には岐阜城があり、現在は新築された博物館になっていますが、かつては斉藤道三・織田信長の居城があった場所です。
少し前の大河ドラマ「麒麟が来る」でも話題となりました。

この山はいくつもの登山ルートがあるのですが、そのひとつに「めい想の小道」というルートがあります。
https://gifu-nature.net/post-37

こちらについてはファミリー向けという記載があって、ビュースポット(眺めがいい場所)もあるということで、土日などは多くの家族連れが使っているのですが、このルートを登るときに思うのは「泣きじゃくるお子さんが多い事」です。

子ども連れ登山であるあるの、「疲れた!」「もう歩けない!」「おんぶして!」という感じの風景です。

めい想の小道ルートは高低差や距離だけ考えると、確かにファミリーでも行ける範疇のように感じます。
むしろ最も難易度が低いとされる七曲がりコースよりも、距離÷高低差=斜度の数字は低いです。

それなのに子どもが登山を諦めてしまうのは、めい想の小道ルートに点在するちょっとした段差や歩きにくい足回りが原因かと思います。
ちょっと足を上げればよかったり、しっかりとした登山靴などで踏み越えられるごつごつした石だったり、そういった大人にとって大したことがない障害が、子どもたちにとっては大きな負担になります。
その認識のギャップが、子どもと大人のコース認識の差に繋がってしまうように感じます。

何かを判断するときは、自分自身というものが色々な物差しで縛られていることを意識して、それを踏まえた上での認識をすることが大事ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?