弱小ラグビー部に入った話【第1話】強引な勧誘

中学3年生の冬だっただろうか。高校受験前、体育の授業でサッカーをしていた。私は小学校の時サッカーをしていた経験があったから(とは言っても町運営の緩いチーム)張り切って取り組んでいた。授業後私のプレーを観ていた体育教師が私を呼び出し、「きみ、ラグビー向いてるよ。高校どこ行くの?」と話した。私はその時対してラグビーに興味なんてなかったものだからテキトーに返したような気がする。そして数ヶ月後、無事に志望していた高校に合格し入学式前の入学生オリエンテーションの時だっただろうか体育館の窓閉めを手伝い最後に体育館を出た私に後の担任であり顧問の先生となるA先生に声をかけられた。「いい身体しとるなお前。中学何部やったんや。ラグビーやらんか?」私は昔から太っていて周りより身体は大きかった。ただし、中学時代は弓道部でだらだらと過ごし体育の授業の持久走、町のマラソン大会でも下位に沈む言わいる運動出来ないデブだった。もちろん私は「大丈夫です。」とその場は入らない意思を伝え終わった。数日後、入学式が終わり母親と生徒玄関から出ると様々な先輩方が部活動の勧誘をしていた。そしてその時はじめてラグビー部に声をかけられたのだった。強引に入ろう。入ろうと。言う人達に温厚?な母親もさすがに面倒くさそうにしていたのを覚えている。なんとか乗り切り、同じ中学校の友達たちとよくある入学式の看板前で写真を撮ろうと長い列にならんでいた。その前に並んでいた親子がいた。卒業式が終わったあとその子は1人で居たものだからきっとこの子はまだ友達いないんだろなと思い、友達と声を掛けたのを覚えている。(その子をB君としよう。)そして、よくある入学式ぽいことをしてそのまま帰った。次の日から学校がはじまった。午後まで普通にあるものだから昼休み私は教室で弁当を食べていた。高校入学当初てクラスではまだ大声で話すような人はおらず静かに皆が自分の机で食事を取っていた。そんな中、来たのだ。ラグビー部が。私の横に来ると「今日体験来ない?」「君の身体は弓道では活かせない。ラグビーだ。」と静かな教室の中でずっと話し続け私が「体験に行きます。」と言うまで終わらなかった。それからというものA先生に呼ぶ出され、入学し書類に不備があったのかと思ったらラグビー部の勧誘だったり、放課後も色んな部活を見学したい中無理やりラグビー部に連れていかれ3日間ずっとラグビーの体験な行かされ、Bや入学式で写真を撮った(Cとする。)みんなもラグビーに入ると言い出し結果として私を含め、1年生のプレーヤー6人でラグビー部員として高校生活をスタートすることとなった。

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