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よくわからないバリアー

 よくわからない心理的なバリアーに侵されている人が、多い昨今。
 おそらく、それらはマナーとか、「町中で食べるのがはしたない」など、どうしても人の目線とかも気にしてしまいます。
 私自身は、比較的にどこでも食べるタイプなのですが、それでも最近は人の目線とかが気になるので、外で食べるにしても、あまり人がいないような場所で食べることにしています。
 特に、小腹が空いてとかではなくて、お腹が減ったときにしっかりと食べるときは、一人が良いですね。しっかりと味を噛みしめて、食べるためです。 
 公園の近くに屋台がありまして、ラーメンと唐揚げ弁当の屋台です。
 ラーメンの場合は持ち運べないので、公園内のテーブルまで運べません。
 なので、唐揚げ弁当の一択でした。
 それを買って、自然公園のなかのテーブルにおもむきます。
 そして、唐揚げ弁当を食べて、満足していました。都会の公園ですと、鳩が近寄り、カラスも見ているし、雀も何かを求めてくるのですが、郊外ではそんなこともなく、誰にも動物も気にすることなしに、集中して食べることができました。
 誰かと一緒に喋りながらとかも良いのですが、ここ一番ではやはり単独でしっかりと、ご飯と唐揚げのハーモニーを味わいたいのです。
 食べてる間、途中で人が一人通りましたが、もうすでに集中していてゾーンに入っていましたから、何の問題もありません。
 しかし、食後に休んで本を読みながらコーヒーミルクを飲んでいると、あいつがやってきました。
 季節外れのあいつです。
 食事していて、おそらく10分くらいの到着なのは、いまの季節は数が減少していたからなのですが、それでも現れました。
 その時点で、撤退することにしました。
 あいつは、かなりもう利口なので、服ではなくて、素肌が出ている手の甲を狙ってきていました。
 ハロウィンの時期に、森で現れるあいつには、撤退するしかありません。
 そうです。
 こちらは、彼らにとってみれば、侵入者であり、エサだからです。標的です。
 しょうがない。
 この森は、彼らの縄張りなのでしょう。
 部外者は立ち去るのみです。
 霊長類でもある私は、そこで唐揚げ弁当を買って食べることはできるのですが、あいつを寄せ付けない電波なり音波なりをアプリに入れて、それを活用することが苦手な人間でもある。もともと、そんなアプリがあるとは思えないのですが、ただ単に腹が減っていて、近所に食べるところもないから公園で食べていたにすぎない。
 しかし、あいつが現れるのは、私が唐揚げ弁当をすでに食べ終わったあとでした。
 これは、偶然ではないのです。
 私は、ある種のゾーンに入っていたので、あいつは気づけないし、近寄れなかった。
 季節外れだったから、公園で食べた判断は、正しかったのです。
 何が言いたいのか? 
 コンビニでもどこでも街中で、誰かの視線があっても気にせずに、何かを食べてみようという発案です。おそらく、あまり年齢が若くない人は、抵抗があると思います。それはマナーという透明の見えないバリアーであり、それを突破してバリアーを破ることによって、そのバリアーを逆側に張ることによって、短時間でも蚊を寄せ付けない自分自身を守るバリアーへと、変換することも可能なのです。
 違うか。
 云いたいことは、どこでも食べられるように今からマナー変換していくのが良いという話です。
 災害時などでは、外で食べる機会も増えます。
 まずは、街中やコンビニで、パンやコロッケやおにぎりを食べて慣れておくことが、今後は大事になります。できれば、一人で、それが出来れば、腹が減ったら弁当買って公園で食べるルートが、スキルとして使えるようになるので、普段の生活での選択肢が増えます。
 野外で食べる習慣を、つけましょう。

 それでは、本日はこれで失礼いたします。
 これじゃあ、ただのブログだな。

 上の写真の、日本へ観光に来たイタリア人の食べっぷりを見てください。
 カメラの前でも、聴衆の視線の前でも目をつぶって、味わっています。
 これが、世界基準です。
 街中の屋外で食べることができ、しかも全集中で味わっているのです。
 日本人も見習いたいものです。

ありがとうございました。生きている間は、書くことはやめないつもりです。