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「インテリアにこだわりたいから家を買いたい」人に①

日本では「賃貸住宅は壁に押しピンを指すくらいしかできない」という感覚が根強いと思います。そのためインテリアにこだわりたい人ほど、家を買いたくなります。自分も「賃貸の方が自由度が高くて長期的なリスクが低い」とよく分かっていても「居心地よく住みたい!」という理由で築古マンションを購入→自分で設計してフルリノベーションしました。リスクヘッジした方法については、こちらの投稿を読んでみて下さい。

自分がマンションを買った約10年前から、不動産事情がかなり変化してきたと感じています。いまの状況で自分が当時のライフステージ(新婚で引っ越し先を探している)だとしたら、おそらく住宅購入はせずニーズに合った賃貸を探します(コロナ禍の今、自分の知識では不動産取得の長期的なリスクヘッジが無理と思うので)。具体的には、DIYできる賃貸or大家さんと交渉して一部工事をOKにしてもらえる賃貸を探します。最初から好みのインテリアになっている物件は確実に割高なので、「手間はかけてコストを削減」の作戦です。

インテリアやDYIに興味を持つ人が増えて、DIY可の賃貸が昔よりかなり探しやすくなりました。以下に紹介するようなサイトでも検索できます。(それぞれリンクがはってあります)

【1】 at home の DIY可の賃貸物件特集

【2】SUUMO の"DIY可"条件での絞り込み  一例として大阪市のページです。地域によっては物件0の事もあり・・・。

【3】DIYP DIY可能な物件に特化した検索サイト

【4】SPACELIST  オーナーさんと直接コンタクトできる不動産サイト。DIYの交渉もやりやすいです。

【5】UR DIY 地域限定ですが、希望エリアに物件があればイチオシ!ハイセンスな事例集を見ているだけで楽しめます。

大家さんはリスク・トラブルを敬遠するので、DIY可の物件は人気のエリアでは見つけにくいです。逆に、需要<供給、になっていて大家さんと交渉しやすい地域なら、目当ての物件を見つけてから「この物件を一部DIYしたい」と相談してもOKをもらえる確率が高いです。その際は「壁紙だけ変えたい」とか「造作家具を壁面につけたい」等のDIYの内容を明確にしておくとスムーズだと思います。

豆知識ですが不動産取引では ”造作買取請求権” というものがあり、大家さんがDIYを敬遠する原因になっています。旧法律では強制で特約に書いても無効になっていたものが、改正によって特約が有効になったのですが。どうにもこうにも古い体質の業界なので昔の名残りで「DIYなんてあり得ない!」という感覚の大家さんが多いのは事実です・・・。

次回は「DIYする余裕はないけど気に入ったインテリアの部屋に住みたい」という人のために、ハイセンスな賃貸住宅を探せるサイトを紹介します。

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