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「損せず売れる&貸せる家」を買うために<1> ~引っ越しの可能性があっても家を買いたい人へ~

メルカリのおかげで個人間での中古品流通が盛んになり、「リセールバリュー」と言われる価値基準が定着したと言われています。「売る時にいくらで売れるか」という、これまでになかった感覚です。私もメルカリのヘビーユーザーで売買共に利用しているのですが。最初は出品時の写真や説明文・価格設定に手間取りました。誰でも何度か経験すれば、失敗せずに売買するコツがつかめると思いますが。家を買う経験は一生に何度もないと思うので、皆さん悩んだり不安になると思います。

不透明感の強い景気のせいで、「家を買うのは不安」と思う方も多いでしょう。ただ自分は中古マンションを購入&リノベーション→数年後に物件費用+改装費用を若干上回る金額で売却、という経験があるので、逆に「いざという時に損せず売れる&貸せる家」というのは、心強い資産になると実感しました。「色々不安もあるけれど、それでもやっぱり家が欲しい」そんな方へのヒントになればと思って、このテーマで書く事にしました。

インテリアコーディネーターとしての記事をメインに書いていますが、実は少しだけ不動産の知識があります。「宅建士」が「宅地建物取引主任者」とい名称だった頃、短期間ですがディベロッパーに勤務していて資格を取りました。あとは零細デザイン事務所に勤務していた時に、営業先だったディベロッパーの方達から色々と裏話を聞かせてもらったり。そんなレベルの知識なので、不動産のプロの方が読んだら突っ込み所満載の内容かもしれないのですが。訂正必要な部分等あれば、是非お気軽にコメント下さい。

前置きが長くなりましたが、いよいよ本題に。「損せず貸せる&売れる」って、どう判断したらいいのでしょう?かなりアバウトですが、私は以下の判断基準で物件選びをしました。

<貸す時> ①賃貸収入>家のローン+修繕積立費 ②購入時の諸経費も10年程で賃貸収入のプラスでまかなえる ③賃貸に出した時にすぐ借り手が見つかる見込みがある

<売る時> ①売却価格ー売却諸経費>(購入価格+購入諸経費)ー最低限住む期間の家賃合計 ②住宅地としてニーズが高く、物件が動きやすい地域

当時は転勤の可能性があった為、「売れない&貸せない」家を購入すると非常なリスクがあったので、物件探し&検討は相当真剣にやりました。それでもこの「貸す時」「売る時」の2条件を満たすと判断できる物件を探すのは、かなり大変でした。「不動産に掘り出し物なし」というのは、本当で。「掘り出し物」と言える物件は通常、業者が即購入して価格を上乗せして相場価格にして流通させてしまうんです。特に持ち主が即処分したい時は、そんなケースが多い。

「んじゃ、掘り出し物って見つからないの?」と思うかもしれませんが。運やタイミングもありますが、努力&知識次第で「かなりお得な相場価格」での購入はしやすくなると思います。次回は<貸す時><売る時>の具体的な計算方法と、物件の探し方テクニックについてお伝え予定です。

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