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賢い子供の育て方 ⑤情報提供

以前「子供は真っ白なキャンパスのようなもの」と書きました。

子供はいつ、日本という国があることを知るのでしょうか。
子供はいつ、小学校の存在を知るのでしょうか。

真っ白なキャンパスですから知る由もないですよね。全ての情報(知識)は外部からの情報提供により知ることになります。友達や先生など様々なルートがありますが、幼少期にあってはやはり親。親からの情報提供を中心に子供のキャンパスが彩られていくのです。

子供が親に似るのは当たり前です。幼少期に、親の考え方や話し方、行動に触れる訳ですから、キャンパスのベースはそうした色になります。下地が出来上がった上で、その後に出会う友達や先生などの色が重なっていきます。人間は人との出会いによって描かれたアートのように感じます。「世界に一つだけの花」という曲がありましたが、まさにオンリーワンです。

つまり、親からの情報提供の仕方によって子供の将来に影響を与えることができます。もし子供をプロ野球選手にしたければ、やはり野球について情報提供する。日頃の会話から野球の話をしたり、TVで野球を見せたり、キャッチボールをしたり。実際アスリートの子供さんが同じ競技をされているケースが多いのは納得ができます。
では子供を賢くしたければどうすればいいか。勉強に繋がる話をたくさんすることです。私がしていた実際の会話を一つご紹介します。

父「今日もドリルやってるなー。賢いなー。」
子「最近速くできるようになってきてん。」
父「そんだけ賢かったら東大にいけるんとちゃうか。」
子「トウダイ?」
父「日本で一番賢い子が行く学校や。みんな賢いぞー。」
子「ふーん。」

この時長男は4歳。こんな感じで何気なく「東大」というワードを提供しました。その後時折、母親にトウダイについて質問をしていたそうです。他にも「灘高」「お医者さん」「国会議員」などのワードも早い段階から情報提供して、関心を持たせるようにしていました。

これが実を結んだ!と確信できた出来事がありました。長男が9歳の時、家族で北海道旅行に行きましてクラーク像で有名な羊ケ丘展望台に立ち寄りました。ここには将来の夢や希望を書ける「大志の誓い」という用紙があって、ポストに入れるとずっと保管をしてもらえます。子供二人に書かせていたのですが、夢中になっている二人の後ろからそっと覗き見をしました。

東大へいきたい

私はビックリしました。4歳時にワードを教えてから私が東大を話題にすることは無かったからです。この時「もう大丈夫だ。あとは自分で努力をしてくれるだろう。」と思いました。あれからもう10年以上が経ちました。そろそろもう一度、北海道を訪れてみたいと思います。

https://www.hitsujigaoka.jp/clark/


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