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どうも日本人の中には中国・朝鮮半島の宣伝戦を鵜呑みにして、尻尾を振っている〝反日謝罪男〟が多い。

以下は月刊誌Willからである。
コロナ問題で中国の責任を問うメディアが少ないように、日本にはかなり「中国ウイルス」に侵されている人たちがいる。
このような情報に惑わされず、正しい認識と歴史観を持つためには――。
(『WiLL』2020年6月号掲載)
増殖する反日謝罪男
髙山 
大高さんの新著『日本を貶める──「反日謝罪男と捏造メディア」の正体』(ワック)を読みました。面白いね!

大高 
ありがとうございます。
どうも日本人の中には中国・朝鮮半島の宣伝戦を鵜呑みにして、尻尾を振っている〝反日謝罪男〟が多い。

髙山 
筆頭は丹羽宇一郎、鳩山由紀夫か(笑)。

大高 
中国は世界中にコロナを拡散させた汚名を払拭しようと宣伝活動に必死です。
さらにチベットの農奴100万人解放61周年とかいって、あるチベット人に「古いチベットでの苦しい日々をへて、今の生活はまるで夢のように素晴らしい。2019年に我が家が村の集団経済から受け取った配当ボーナスは10万元を超えた」(『人民日報』日本語版/3月28日付)と言わせたりしています。

髙山 
大高さんの本の中でもウイグルの子供を使って宣伝していることが紹介されていた。
スキー授業を受けている子供たちの写真を紹介して、無邪気に雪遊びに興じているように見せた。
いずれも迫害の事実から目をそらせようとする政治プロパガンダにすぎない。

大高 
ほかにも中国は、一帯一路は〝コロナ街道〟だったにもかかわらず、世界のパートナーと「健康のシルクロード」、人類の公衆衛生を守る健康共同体をいままさに築きつつあると報じています(『チャイナネット』日本語版/3月30日付)。
それこそ涙ぐましい努力です(笑)。
世界中の人たちが苦笑せざるを得ないような稚拙な宣伝戦を臆面もなくやってしまう。
でも、日本人の中には、こういった中国の宣伝を能天気に信じてしまう人もいるでしょう。

髙山 
中国はウソつきの天才だ。
尖閣諸島に石油が眠っているからといって虎視眈々(こしたんたん)と狙っておきながら、周恩来は領有権問題について「今、話し合うべき時ではない」と誤魔化して、明確な返答を出さなかった。
その後、鄧小平も「尖閣の問題は後世に委ねよう」と。
いつの間にか両国の係争地に仕上げていく。
まともな政治家がやることじゃない。
詐欺師の手口だ(笑)。

大高 
このコロナ禍でも、むしろ、中国公船の数は増え続ける一方です。

髙山 
中国はそういうウソを平気でやる。
中国人ジャーナリスト、林語堂(1895~1976年)が面白いことを書いている。
中国人は1日何をしているかといったら、朝は太極拳、それから碁を打ち、書を嗜み、午後は日本人の悪口を言う、と(一同爆笑)。
「反日」は趣味の一つなんだ。

大高 
自ら「小中華」と尊称する韓国人も「反日」がビタミン剤みたい(笑)。

髙山 
まさに華夷秩序で、中国によるウソっぱちの宣伝活動を、韓国は縮小して、喧伝している。

大高 
ピンチはチャンス。
武漢肺炎によって、中国のウソが全世界に知れ渡る絶好のチャンスですね。

髙山 
そうですよ、トランプが「中国ウイルス」と言い換えたことに、中国がカエルのツラの小便、逆にウイルスは米国が持ち込んだと言い返した。
そんな応酬の中でニューヨーク・タイムズが「今こそコロナウイルスを封じ込めるために、中国もアメリカもそれぞれチエを出し合うべきだ」と書いていた。
どこぞの新聞が書いているような話だ(笑)。

大高 
「中国人を排除するより、ともに手を洗おう」などと書いていた朝日新聞ですね。

髙山 
「米国が持ち込んだ」と公言したのは、中国外務省の超立堅(ちょうりつけん)報道官だけど、それに対抗してトランプは「中国ウイルス」と言い直した。
中国が国際社会への責任も感じていないことへの憤りが感じられたが、ニューヨーク・タイムズは米中同レベルの喧嘩はやめようと書く。
このことでトランプを引きずり下ろし、中国を責任ある国のように装わせる。
これって、実に巧妙なデマ記事だね。

大高 
米の大マスコミにも中国の言論工作が浸透している証ですね。
ましてや日本は……。
想像するだけで暗澹(あんたん)たる気持ちになります。

髙山 
小さな事実を、まるで大きな真実であるかのようにサイズを拡大して報じる。
引き伸ばしすぎて、全体像がぼやけてしまうほどだ(笑)。

大高 
ヒラリーも、トランプ大統領が「中国ウイルス」と言ったことに対して、「レイシズムだ」と北京の肩を持っています。
よほどクリントン財団にチャイナマネーが入っていたんでしょうね……。

髙山 
火元は明白なんだから、レイシズム云々というレベルじゃない。

大高 
中国は感染源をアメリカにしたり、一時は日本だとも微妙な表現で逃げ道を残しながら言い出しました。
さらにイタリアじゃないかとも。
隙あらば、責任転嫁して他人に罪をなすりつけようとする。

この稿続く。

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