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販売の仕事と教育

私は日本語教師になる前、化粧品販売の仕事をしていた。

そこでは、基本給プラス販売実績が加味される。
売り上げに応じてバックマージンがある。

「これいいですよ。」と話すのはちょっと苦手。
売り込みはなんだか嘘くさくなる。

買うか買わないかを選ぶのはお客様。
最初は簡単に紹介だけする。

自分がお店に行って
一生懸命説明する店員さんがいるけど
興味のないお客様からしたら、「うるさい」「しつこい」と
負の気分になる。早々にお店を出てしまう。

化粧品会社にいたとき、社長に言われて嬉しかったこと。
「売ろうとしていないのに売れるからすごいよね」

お客様が聞きたい情報を伝える。
お客様が聞きたくなったところで話す。

売り込みすぎるとお客様が引いてしまう。

新商品は売りたいけど、今まで使っていたものが好きなお客様もいる。
今までのが気に入っているから変えたくないという心理がある。だから、
簡単に紹介だけする。

もし、お客様自身が今使っているものでは物足りないと感じていたら、
新商品が気になるので、聞いてくる。
ここで、気をつけたいのが、聞いたら買わなければならないという雰囲気を出してはいけない。情報として与える。

そこで、お客様との信頼が出来れば、お肌の悩みも聞いてほしいという関係になれる。お客様の状態に合わせたお話が出来る。

これは販売の時の教訓だけど、改めて教育も同じじゃないかなと思う。

学生が聞く体制になっていないのに情報を出しても彼らの頭の中には
とどまらない。聞こえているけど記憶には残らない状態

学生に聞きたいと思わせる。⇐ これが一番難しいんだけど(笑)

学生の欲しい情報を探す。どんな生活、場面が彼らにはわかりやすいか。
考えている時間はけっこう楽しい(*^▽^*)


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