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自分の弱い部分を見せる相手とは・・?

兄弟、親子、夫婦・・・
家族関係の中でも、弱い部分を見せる相手は人それぞれだなと感じることがあります。

今、病気になり夫の実家で療養中の義理の姉は、精神的に不安定になり、義理の母への攻撃と要求が強くなり、もはやモラハラ状態です。

義姉は結婚はしていますが、子供はいません。

病気の前からずっと依存し合っているこの親子。義姉が自分の弱い部分を見せる相手は自分のお母さん。自分の心がどうにも落ち着かず、不安で不安でしかたない時、助けを求めるのも、八あたりをするのもお母さん。

それがパートナーに向く人もいますし、子供に向いてしまうこともありますよね。

この弱さを見せる相手は、絶対的に自分を見放さないだろうという確信がある相手なのでは⁉と最近気づいたんです。義姉の場合は、パートナーである夫ではなく母親なのです。

モラハラをしている側は、「自分がこんなに大変なのに!」「こんなに不幸なんだからどうにかしてよ!」「もっと気づかってよ!」と心配して支えようとするがゆえに何も言えなくなっている人を、逃げ場のないところまで追い込んでしまうんです。

厄介なのは、攻撃している本人は「自分がつらいのにわかってくれない」と思い込んでしまっていること・・・

こうなると、相手を想って言ったことも、その意味通りに伝わらず、どうしたらいいのかと頭を抱えてしまいますよね。


自分を責めるタイプの人を他人を責めるタイプの人が追い詰める


繊細で周りから影響を受けやすく、心が不安定になりやすい人の中には2パターンのタイプがあるのではないでしょうか。

  • 自分を責めて落ち込むタイプ

  • 他人を責めて怒るタイプ

周りの人の言動で傷つきやすく、不安定になりやすい人の中でも、自分を責めて落ち込むタイプの人は、「自分がもっとしっかりしなきゃ」「心配をかけるから本当の気持ちは自分の中にしまっておこう」「自分の心が弱いからいけないんだ」と自分を責めて閉じこもります。

一方、他人を責めて怒るタイプの人は、「自分がこんなにうまく行かないのは、あの時こうされたせいだ!」「自分がこんなにつらいのに誰も心配してくれない」「あの人は自分をバカにしている!」と他人を責めます。

自分を責めるタイプの人は、生きづらさを感じながら、どうやったら生きやすくなるんだろうと自己解決に向かって自己責任でもがきますが、他人に怒りを向けるタイプの人は、周りに何とかしてほしいと怒って訴えます。

自分を責めるタイプの人は相手が怒っていたら自分のせいだと思いますし、些細な不機嫌も感じ取るので、「何かしたかな?」と感じた瞬間から、ご機嫌取りをします。

そして、怒りを向けるタイプの人が、自分を責めるタイプの人を標的にするという関係性になるんですよね。そういう関係性になると、追い込まれている方は、なかなか抜け出せない不のスパイラルに陥るのです。

私の夫も1年程前まで、職場の人間関係(パワハラ)とコロナ渦のストレスでモラハラ夫になってしまった時期があります。その時は逃げられない立場の私が怒りを向ける対象になっていました。

かなり理不尽だと感じることは多々ありましたが、夫自身が「このままでは家族を失うかも」と自覚があり、心療内科を受診したことから今は心も安定し、職場でも頼られる存在になり、順風満帆です。

病気やストレスで家族が理不尽モンスターに豹変してしまったら、ひとりで抱え込まずに専門家の力を借りることは、強くおすすめしたいです。


子供の頃から遭遇してきた理不尽な人間関係


子供の頃から、理不尽に威張っている人を前に、何も言えなくなり、周りが振り回されなければならないという状況にいくつか遭遇してきました。

そういう人たちは、共通して「絶対に自分を切り離さない」と決めた人に言いたい放題。そして、依存し、それ以外の人間関係はうすいという事が共通しているように思えました。

例えば、私の父と叔父の関係です。父は中学生で父親が亡くなり、母子家庭で育ちました。3人兄弟の真ん中ですが、お兄さんである私の叔父が「理不尽に威張っている人」だったのです。

統合失調症を患った叔父は、仕事が続かない事を父のせいにし、定期的に怒りをぶつけにやってきたのです。何度も「縁を切る!」と言いながらも、弟である父が自分を切り離せないと確信し、また会いに来る。そして、実際に父は切り離せない。そんな関係が続きました。

子供の私から見ても、父は迷惑をかけられていたように感じましたが、叔父が亡くなったその後も、父は兄を切り離すことはなく、叔父と和解できなかったことを悔やんでいるように見えました。

その他にも、うつ病と言いながら夜中のオンラインゲームで昼夜逆転生活をし、買い物依存症になり、指摘されれば怒鳴り散らす妹を持つ、友達の話・・・

聞けば聞くほど、なんでそんなわがままに付き合っているんだろう⁉という理不尽なことだらけなのですが、2人きりの兄妹だから、見捨てられないんだそうです。

こういう気持ちを見透かして、わがまま放題やっているんですよね。そして、見捨てられないと思う人は、人の気持ちがよくわかる優しい人が多いんです。



まとめ


この記事で話していることは、あくまでも私が感じたことです。専門家でもないし、実際にそうなのかもわかりません。

でも、この世の中で「強く言ったもの勝ち」という場面が多くあることは確かだと思うんです。

言われ放題の人は弱いから言われるんだと思いがちですが、実は違う。自分よりも相手が最悪の状況になってしまう事を恐れて強く言い返せないだけではないでしょうか。相手への思いやりが強いんですよね。

でもそういう人ほど、もっと自分を大切にしてほしいなと思います。「もうだめだ」「もう生きていけない」と言いながら、わがまま放題言っている人は、一度突き放しても最悪な事態になんてなりません。

本当に心配なのは「大丈夫」「心配かけたくない」「相手が大変なのに弱音なんてはけない」と我慢強く、言われ放題になってしまっている側なんです。

以上、最近私の身の回りに巻き起こっている義姉と義母の騒動から、私が感じたことをお話ししました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。また次回の投稿もよろしくお願いします♪




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