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同和問題に熱心な学校で私をいじめていたのは被差別部落出身の子ども達でした~で、私はどう対処したの?~

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こちらを読み進める前に

を見ていただけますと幸いです。
私がこの記事を書く理由などを細かく記してあります。

※部落差別問題を軽視または差別の助長を促す意図はありません※
ただし文中の中で「差別的」だと感じる表現が出てくるかもしれませんので閲覧は自己責任でお願い致します。


で、私はどう対処したの?

結局どうもしなかった

というのが最終的な結論です。
ここまで長々と書いておいて何なんだ!?と困惑される方もいらっしゃるかもしれません。
ですが国が決めた政策に対して当時中学生の小娘だった私にできることは何もありませんでした。
本来子どもを守るべき大人達も「同和教育」という慣れない分野に足を踏み入れ、右往左往していたのだと思います。
自分に余裕がないと他人に優しくできない・・・それは子どもも大人も同じで。
全員が何だかギスギスした中で生きていたんだなと思っています。

得られた知識には感謝

中学一年で同和教育推進校に入学し、部落差別については本当に様々な学びがありました。
もちろん偏っているなと感じるところはあれどそもそも「部落差別」という凄惨な歴史を知るきっかけになったことは感謝しています。
卒業しても関連情報で気になるものがあった場合は自分で調べるようにもなりました。
それは大きな財産だと考えています。

目立たず、ひっそりと

一方学校生活はいかに目立たないようにするかを日々模索していました。
とはいってもあくまで私の頭の中にある方法なのでそれがいじめの加害者側と嚙み合わないと突然いじめに発展したりもしましたが…。
最初は理不尽なことには絶対従うもんかというパワーもありました。
おとなしいですが頑固だったので「相手が部落出身(住民)だから」という理由でいじめを勝手に「喧嘩両成敗」にされるのは我慢なりませんでした。
しかし中1~中3まで定期的に、そして頻繁にいじめに遭うんです。
たまたまかもしれませんが加害者は部落出身(在住)なので私が一方的に被害を受けていた時も「喧嘩両成敗。お互い謝れ」ということが繰り返され、徐々に抵抗する気も失せてしまいました。
呼び出された時点で「あー…またか…」となり、先生のもっともらしい(けど被害者としては矛盾点しかない)説教を聞いた後にさっさと「ごめんなさい」を言うようになりました。

いじめの詳しい内容はこちら↓(内容が内容なので途中から有料記事)です。

きっと「部落出身(在住)」を盾に好き勝手していた人がいることは一生忘れられない

自分達が悪いことをしている自覚があるのに注意されたりと都合が悪くなると「俺(私)ら部落だけど?」と悪びれることがなかった人達。
中学時代はそれで通じたかもしれません。
でも本当にそれで良かったのでしょうか?
部落出身(在住)じゃない人間はあなた方の部落特権に巻き込まれないようにしていました。
結局コミュニティ外の新しい友人や自分のことを真剣に考えてくれている大人を突っぱねる結果になり、後悔はしていませんか?
社会的弱者(という言葉は好きじゃないですが)という立場を利用し、築き上げたものは何だったのか……聞ける機会があるのなら聞いてみたいです。

社会的弱者への考えの歪み

私の中には確実にそれがあると思います。
あからさまに嫌な態度を取ったりはしませんがニュースなどで権利を訴えていらっしゃる姿を見るとどことなくモヤモヤした気持ちになってしまいます。
なのでそっとチャンネルを変えます。
私はそんな自分がすごく嫌です。
でも加害者が「部落出身(在住)」だからと全てを飲み込まされた過去がどうしても付き纏ってくるんです。
同和教育自体まだ浸透していない・実験的な意味合いもあった時期に私の思春期がぶつかったのは本当に不幸としか言いようがありません。
見切り発車する前に指導する側がもっと正しい知識を身につけ「部落だから・そうじゃないから」で判断せず、1人の人間として接する必要性があったんじゃないでしょうか?

他にも納得いかないことは山ほどあったけど

このまま恨みつらみを書き連ねたところで過去は変わりません。
なのでこのシリーズは一回締めに入りたいと思います。
また書きたいこと、伝えたいことが出てきたら記していくかもしれませんがここで一段落ということで。
気持ちの良い内容ではなかったと思います。
それでもここまでお付き合いいただいた方、スキやコメントをくださった方、ありがとうございました。
そしてこの何とも言えないだろう記事にずっとイラストを使わせていただいたTOMO様に感謝です。

2023.3.5

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