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弱者男性の定義

フェミニズムの視点に立つとき、社会においては女性がマジョリティで弱者、男性がマジョリティであり強者です。
そのため、男性の中で「弱者」とされる人たちの抱える困難は理解がされにくく、見過ごされがちであるといわれ、そんな男性の困難に焦点・関心が向けられるようにと、この「弱者男性」という言葉が用いられるようになったということです。

まこと・対話カフェの牧師

定義は曖昧だが、イーロン・マスクを弱者男性と言う人間はいないだろう。あと井上尚弥やフランシス・ガヌーを弱者男性とする人間はいないだろう。

発達障害と同じでグラデーションでしかない。
弱者男性グレーゾーンとかいう単語が出てきそうだな。

自分の定義

人生が上手くいっていないという意味で、大抵の人は弱者男性だと思う。
インスタグラムにキラキラ投稿をしている同級生を見たことがある。見た当時は「あ〜成功者だな」と思って自分が惨めなっていたが、瞬間最大風速を切り取っただけで、その先や合間は分からない。

僕にも瞬間最大風速が芸能人並みにキラキラしていたことはあった。しかし今は誰とも繋がりを持っていない。 
無職で孤独で童貞で、知能も低くてハードゲイナー…圧倒的な弱者男性だと思う。

話をインスタキラキラ投稿に戻すが、キラキラを見たのは去年だ。お金持ちアピールをしていたあの子は、今年借金まみれになっているかもしれないし、恋人とのラブラブストーリーを載せていたあの子は今頃破局しているかもしれない。
人生どこで転落するか分からない。
思い通りにいかないで、くすぶっている人間が大半という時点で、世の中の男性はほとんど弱者なのではないか?と思う。
大谷翔平や井上尚弥、塚越大介は強者だろうが、上位0.0001%並の例外だろう。
男性は日本に6000万人はいるのだ。
学生時代に夢を語って、インスタグラムでもキラキラしていた同級生は、まだ検索しても出てこない。

弱者ってなんだろうか。

女性経験がない事だろうか。
夢を叶えられない事だろうか。
正社員じゃないことだろうか。
健康であることだろうか。

なら金を払ってパパ活や風俗に行く男性は弱者だろうか?
夢を叶えられないでも人の役に立っている男性は弱者男性だろうか?
派遣でも無職でも、マンション経営などで不労所得がある男性は弱者男性だろうか?
身体障害は無くても、てんかんやアレルギーを持っている男性は弱者男性だろうか?

結局優劣というのは、基準を1つ勝手に作って、その土俵に相手を無理やり乗せて勝敗を決めているだけである。
金銭的貧困面、特定の障害面、女性との交際面というルールで相撲をとらせているだけだ。それで勝敗が決まって、さもそれが人生の全てかのように主張しているが、基準を変えて他の土俵になると優劣が変わる。これは間違いない。
貧困などは分かりやすい。こと資本主義社会においてはそうだ。  
分かりやすい優劣基準で土俵を作り上げているだけで、分かりにくいところでは勝っているなんてことはザラだ。
歩いた歩数やゲームのランク、視力の良さや道を教えた回数、イジメを阻止した回数など。確かに資本主義社会において評価されないものは、分かりにくいし、優劣だと認識することにもならない。
しかし今分かりやすく優れているとされる属性も、環境が変わると優れていることにならない要素がある。
資産の多い少ないも、資本主義社会でなくなるとその土俵ルールでは戦えなくなる。マッドマックスの世界では貧困もクソもない。金が通用しないのだから。
その環境ではまた新しい優劣状況と勝敗基準になる。

そしてなにより全ての土俵において強者でいられる人間はいない
これが全てである。


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