「0.8の世界で。」(詩)
言葉を紡いで、繋げたくて。
けれど怖くて、境界線を引く。
筆界の空に身を墜とす。
叩きつけられた僕は、
恐怖と反抗心を身に付けた。
0.2から0.8へ。
見えるセカイを切り替える。
人類が作った幻想が見える。
逃げ出すように走る。
興味を持つ先へ
走る。
心臓を高鳴らせた始まりは
いつも「未知」からだ。
怯えをワクワクで上書きして。
果てもない。
飽くなきスタート。
誰かに期待された
「未来」
進めと脅されるけど。
言われなくとも、僕から墜ちてやる。
これからを描くのは
きっと。
そんな勇気と
覚悟だ。
荒れ狂う強風に阻まれ
傷を負う。
失敗と成功を繰り返す。
傷付いた痛みを抱いては
じっと、ただ空を見つめて。
落ちる雫と初雪。
ハイライト
コンタクトをとって。
鏡の向こう
覗くアイウェアには。
滲む青空と孤独があった。
横切る黒猫、映える背景。
少しぼやけて
ただ、鮮やかに見えたんだ。
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