[詩]「さよならを繰り返す」

さよなら！

手を降れば

さよなら！

別の熱に

袖を振る

幸せって

なんだろう？

眠れない夜に

悪夢のように

私は囁く

「囚われるなよ」

恋したら一つ

夢見ても一つ

旅しても

きっと

幸福の形は

人それぞれ

苦しいなら

捨ててしまえ

手を合わせて

そんなに

楽じゃないけど

私だって

生きている

「お金があれば」

「モテるなら」

「成功すれば」

ここに

ありふれてた

価値観を

捨てていけ

後悔とともに

けれど

欲しいものは

持っていろ

手放さないで

何があっても

それが貴方を

助けてくれる

足るを知る

そのために

私は一歩

踏み出すよ

さよなら！

留まらないで

さよなら！

止まらないで

嗚呼

繰り返してる

あの日もきっと

何もないから

爽やかなんだ

失ったから

綺麗なんだ

どうにも

ならないな

あの青空も

あの風も

あの景色も

私の味方で

如何なる時も

私の敵は

人だけだった

だけど

貴方のことも

私のことも

きっといつか

一つの物語に

出来るまで

さよならを

繰り返すんだ

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