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「拝啓 あの日の僕へ。」(詩)

揺れる身体

真夜中の風に預けきって。


廻るセカイとオルゴール。


程よい眠気に落ち着いて、

眼を瞑る。


寝転んで開けて

歩いて未来を見て。


頭の中にいる感覚

浮遊感に想いを馳せた。


いつかのあの日。


点と点。

線と線が紡ぎ、繋ぎ合わさる。

ゲームの様な人生。


誰かの想像の様な人生。


喜び、傷付いて。


多くのものを、失うように。


心の中で。


……それでも、生きるように。


何かの奇跡を信じて

足掻くように。


心情風景

ビルの立ち並ぶ都会にいる。


ちっぽけな自分に「革命」を。


焦燥、

囲まれた大空を駆け抜ける。


心を揺さぶれ、

砕ける寸前。


……あの日の自分が、泣いていた。


拝啓

あの日の僕へ。


揺れる身体は

誰よりも速く走り出して。


廻るセカイと安らぎに。


程よい安心に浸って、

静かに眠り落ちる。


どんなセカイと後悔でも、

君は生きれる。


……だって、君が諦めない限り。


----僕が、何度でも目を開け続けれるから。

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