「愛とは」(詩)
夢を追いかけ道半ば。
慕ってくれる者あらば。
私はそれに困惑している。
自分の価値が揺らぐ。
自分のことは信じていても。
愛される価値を見出だせない。
その愛を信じられない。
だって。
私にとっては、
当然の事をしたまでなんだ。
愛とはなんだろう。
何かを大切にする気持ちだろうか。
その熱量なら知っている。
大好きなものならたくさんある。
ただ。
他人にそれを向けるのが怖いだけ。
友愛とかではない何かが
私を覗く。
裏切られたようないつかの傷。
無償の愛で擦り切れる心。
被害者ぶっては。
きっと、心が壊れてしまうと。
「恋」を信じられない。
弱くて、どこか愚かな心。
どれだけ相手が悪くても。
加害者ぶって。
自分が悪かったと塞ぎ込むのだ。
本当はどちらも悪かった筈なのに……
夢を追いかけ道半ば。
慕ってくれる人あらば。
私はそれに困惑しながら。
嬉しそうに飲み込もうとするのだ。
それが身に余る幸せだとしても。
頼んでもないのに助けてもらった時みたいに。
誰にも理解されない苦しみだとしても……
ねぇ。
愛ってなんだろう?
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