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「描きたい世界。」(詩)

何かに触発されて。


再び心に火が灯る。


心は何かを描きたいと叫ぶ。


頭は何かを諦めたように

ネタ切れを告げたなら。


どんどんやる気が削がれていく。


あれやこれやと。


やりたいことは多いのに。


そのくせ、

いつも時間が足りない。


最近の冷えた空気が心地いいこと。


街がイチョウで染まっていくこと。


踏んだらサクサク音が鳴って楽しいこと。


その全てを描きたい。


諸行無常。


最近に読んだ。


大きな海が赤く

一人一人散って染まっていくその様が。


謡われた赤錦の竜田川が。


ただ。


綺麗だったと、言葉を紡ぎたい。


出来ない筈がない。


望めば、きっと詠える筈だ。


今はまだ、

思い通りのものが書けなくても……


何かに触発されて。


再び心に火が灯る。


心は何かを描きたいと叫ぶ。


世界を描き切った時の

あの感情を。


沸き上がるこの感情を。


忘れないうちに。


今を描いていこう。

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