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「虚無へ。」(詩)

自己の存在を証明する。


自分より上は大勢いる。


けど、誰かの完全劣化にはならない。


下を見ても。


上を見ても。


果ては見えない。


だから。


人生を本気で生きるなら。


傷を越えて。


過去を越えて。


あまねく可能性と未来を信じて。


虚無を砕け。


砕いた気でも、

生きていた気になっていてもいい。


全身全霊で足掻いたのなら。


どんな時でも、自分を信じれたのなら。


やれることを、やれたのなら。


今、空っぽな虚無に告げる。


「……貴方のことなんて、知ったことか。」


綺麗事でも、半端でも。


なんだっていい。


自分が、消えてなくならないように。


自分が、自分でいられるように。


精一杯、強がって。


徹頭徹尾、自分の為に。


生きろ。

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