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「自分の言葉で。」(詩)

積み上がる難題と本。


何かを変えたいだけの知識に埋もれる。


詩を読んだ。


染みるような言葉と風が

心を通り過ぎて響いている。


「決意と知識は生かさなきゃいけない。」


どこかの誰かが言っていたような言葉。


がなる声に想いを込めて。


焦がれるような熱が世界を変える。


部屋の中に一人。


「あの時もっと、あれが出来たなら……」


……なんて、下らない考えに囚われる。


過ぎ去った時には戻れない。


それでも。


見据える先に。


暗闇を抜けて破られた鍵。


例え

その先が、眩しい虚無に包まれていても。


誰かを傷つけても……


そんな空想。


間違いを犯すなら

それも命だ。


空へと舞う姿で太陽へ。


星空の先へ。


導き手なんてないけれど。


漫画の主人公みたいにはなれないけれど。


それでも。


昼間を走って。


夜に流れて。


朝日に希望をみよう。


切り裂くような鮮やかな思考で。


惑いと恐怖を抱きながら。


他人の言葉じゃなくて、自分の言葉で。


人生を詠えるように……


目の前の傷、

遠くの景色にはあの頃が刻まれていた。

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