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面白い大阪の政治47:反維新ではダメなので非・反維新で

大阪維新の会の統治が進む大阪府で2024年に入ってから一部の市長選挙において維新公認候補の落選が目立つようになった。
維新に対してある意識を持って戦った場合、維新候補が負けてしまう状態ができてしまうのだ。


非・反維新系

そもそも維新に敵対心剥き出しにして噛みついている「反維新」では維新に太刀打ちすることはできない。なんせ「反維新」は既得権益の維持や増収に固執して、維新に奪われた既得権益を取り返すために無知と思っていた住民を騙して維新を打ち負かそうとしている。
しかしそれではダメだどわかった「非維新」勢のうちでも「維新」を悪く言わなかったり、批判しないけれど「維新」はやり過ぎている事をアピールし、「反維新」のようにしつこくは言わないのが「非・反維新」だ。「維新」嫌だけど「反維新」は頼りにならないという住民の受け皿になっている。

維新の熱弁を受け流す

こいつらは維新を貶しても勝てるわけないとわかっている。そして維新のやる事を是々非々で評価しているけれど維新とは相容れない姿勢はアピールしている。
しかしそれが逆に維新の攻撃対象を喪失させる事になる。

維新の戦い方

維新はこれまで大阪で蔓延っていた役所や地方議員の横暴や腐敗に切り込む事で一般有権者の支持を獲得して勢力を伸ばしてきた。
問題がある自治体の中身を熱弁奮って批判して、いくつかの首長選挙を制してきた。そして公約通りの改革をして支持を伸ばしてきた。
そこに突っかかって感情論でギャアギャア言い返すのが「反維新」。維新はそこに語気は強くも論理的に言うので維新がまともに見えて支持される。
しかし維新を一定評価して波風立てないようにしている相手だと勝手が違ってくる。これが「非・反維新」の厄介なところである。維新の語気の強さが返ってマイナスな印象を受けてしまう。
こう言うタイプは「反維新」のように好き勝手するわけではないし、「維新」ほどの改革は行わない。だが、支持を得る為、維新に近しい形で改革を施していき、吉村洋文大阪府知事を擦り合わせていき「維新」に首長の椅子を取られないようにしている。そのため「非・反維新」は維新並に隙を見られないように警戒している。隙を見せたら「維新」のつけ入る材料となり得るからだ。

反維新からは

「反維新」は「維新」でない「非・反維新」に対してはどう思っているのだろうか。
なんでも噛みつく反維新の奴らは「維新」じゃないから見逃す奴がいるのもあるが、「自分達のことが正しい」と思い込んでいるから相容れない奴が多い。
特に国政与党である自民の奴らは「非・反維新」で調整する奴らを「腑抜け」と評しているだろう。
それだけじゃない、維新に何か良くない事が有れば嬉々として突っ込んでいく自民党員が大阪にはいる。共産以下といわれるのはそこにある。

非反維新を倒す為には

「維新」が「非反維新」を倒す為にはより論理を突き詰めて相手にぶつけるしかない。「非・反維新」系もバカでは無いから聞き入れてくれるはずだ。
そこで維新は隙をついて責めるのではなく、認めて骨抜きにする必要がある。
維新の改革を大阪全土に浸透させるに、新たな方法にシフトせざる得ないところに来ているかもしれない。

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