自分なりのゲームの選び方
この記事を書く気になったきっかけ
たまにお店とかで会う人に
ゲーム好きであることがバレると
「どうやってゲームを選んでいるんですか?」と聞かれるようになった。
気持ちはわかる。
この世界にはたくさんのゲームの情報がある。
他人がどんな気持ちで目当てのゲームを遊んだのか
それはいくらでもわかる時代です。
でもその情報の取捨選択がわからない。
そもそも自分がどんなゲームが好きなのかわからない。
任天堂とか子ども向けの親切なゲームはそろそろ卒業して
大人だからできるゲームがしたいけど
どれから手をつけたら良いのかわからない。
なんなら一回どれかを選んで挫折した。
そういう人からたまに相談される。
なのでこれは自分が
自分好みのゲームに気付けたきっかけや
発売前に初見のゲームを買う時、何を基準にして選んでいるか
それをつらつら書こうと思っています。
自分の好みのゲームに出会えたかどうかで
そのゲームとどれだけ長く付き合えるかは
すごく変わってくると思うので
参考にしてもらえたら良いです。
ちなみに私は
スクウェアエニックス系のゲームが苦手で
任天堂もマリオやゼルダが苦手という結論になった人間です。
カプコンの流行っているゲームも合わなかったというものです。
そしてドラクエを卒業して
アトラスのゲームに行き
世界樹の迷宮が大好きで
マリオやカービィよりソニックシリーズが好きになりました。
そして牧場物語シリーズが好きです。
基本この好みで共感されることはあまりありません。
正直バカにされたことの方が多いです。
でも自分はこのチョイスで後悔してないし
とても長く自分が満足できるゲームが買えています。
「流行っているゲーム=好みのゲームじゃない」
というスタンスで語っていくので
それでも大丈夫だよ、という人はこの先も読んでいってください。
好きなゲームに気づくきっかけ
まだDSとか3DSのパッケージを買っていた頃のお話。
うちは家族がゲーマーだったので
家族も含めてそこそこのゲームパッケージが並び
収納スペースを圧迫し
泣く泣く手放さなければならないということがよく起こった。
流行ってるから買ったゲーム
安心安全の任天堂だから買ったゲーム
自分がなんとなく気になって買ったゲーム
クリアしたものからクリアしてないものまで
色々あった。
そこで手放したくない、と思うゲームを選んで
自分の好みに合わなかったと思うゲームを定期的に手放すことをやっていた。
そうすると不思議なことに
売るゲームはいつも同じ会社で
残すゲームもいつも同じ会社であることに気づいた。
それは人によってバラバラの答えになると思う。
私の場合、それがセガさんのゲームとアトラスのゲームと、牧場物語シリーズだったのだ。
任天堂のゲームは本当に親切で良くできていると思う。
でも絶対クリア後にやり返さないのだ。
ソニックシリーズはクリアした後も定期的に開いて
特になんの目的もなくコースを走ったり
シナリオを見返したり
ミニゲームを遊んだりすることがあった。
アトラスのゲームも同じで、
世界樹の迷宮はクリアできなくても
次にもう一回挑戦したいから手放さないという選択肢をいつも選んだ。
そして本当に定期的にやり直して
その度にちょっとずつ進めた、ということを繰り返していた。
そういったゲームの合間に
ほのぼのとした牧場物語が優しい空気感で
いろんな隙間時間を埋めてくれた。
私が選んでいるゲームは
ネットの人たちは
売れないじゃん、とか
人気がないじゃん、とか
セガだし、とか
そういう理由で貶されることが本当に多かった。
でも何回整理しても
同じゲームを残して
同じ会社のゲームを売ってしまう。
これを繰り返していくうちに
自分の中で答えは固まって
誰になんと言われようとこの三つは大事にしようという結論になったのだ。
今はダウンロードゲームが主流なので
こういった経験は難しいかもしれない。
ただ、何かあったときに
自分はどのゲームを残したいのか?というフォルダ分けを定期的にやってみるとこの状況は再現できるかもしれない。
個人的にとてもおすすめです。
どうして自分は
ドラクエより世界樹の迷宮が好きなのか
マリオよりソニックだったのか
子供の頃から遊んでいたカービィよりも大事なのか
本当によく考えたし
悩んだ。
でもその時に考えたことのおかげで
自分が何が好きで、どんな作品なら値段相応に遊べるか
本当に勉強になった。
自分の好みを知りたいのならこの方法は本当におすすめです。
初見のゲームを買うきっかけ
まず、公式のSNSや公式YouTubeがある場合、
そのプレイ動画やPVを見ることがきっかけになる。
私が会うゲーム初心者さんはなぜか公式SNSや公式PVを見ないのだが
変なユーチューバーよりも間違いなく公式さんの方が説明は上手いので
本当に困ったら公式の動画を見ることをお勧めします。
逆に発売前にほとんど情報が出ていない場合は
発売後に、プレイ動画を探すことをおすすめしている。
実況や配信ではなく
無音声のプレイ動画が本当におすすめ。
私の感覚なのですが
そこでキャラクターが出す足音とか
必殺技があるのなら、我慢できる演出になっているのかとか
音楽やキャラクター、世界観がちゃんと調和されているか
それをすごく注目して見た方がいいと思っているからだ。
なんかキャラクターの声が合ってないな、とか
音楽が合ってないなとか
必殺技などかなりの頻度で見る演出が長すぎたり
自分が我慢できないモーションがあった場合
買うのを見送ることが多い。
ゲームにシナリオをどこまで求めるかは個人の好みだと思っている。
シリーズものでキャラクターの性格が支離滅裂になっている、
世界観をぶち壊すようなテキストやシナリオ展開になっている
という状態でない限りある程度ゲームが面白ければ巻き返せる要素だとも思っている。
とにかくゲームとして長い時間遊べそうか、それを基準にいつも買う前は調べている。
短いものでも数十時間向き合う画面なので
苦痛になるような演出や声があるのは本当に致命的だと思っている。
牧場物語シリーズでも
いつもクワを入れる演出をまず気にしている。
ゲームで最も長時間やる作業が畑を耕すことと水やりだからだ。
それがモタモタしてたり、余計な演出がないなら
まぁ大丈夫だろうといつも思って買っている。
インディーズゲームなど
公式SNSや公式YouTubeが海外製のものだったり
そもそも存在しない場合
一番便利だったのがXのポストだったりする。
どんなゲームでも誰かが
動画や画像をポストしていて
感想を言っている。
これが本当に便利だった。
買うのを急がないのなら一月ぐらい様子見をして
まだ遊んでいる人ややりこんでいる人がいることを確認してかなり大丈夫なラインになる、
そんなふうに参考にしていた。
シナリオが短いゲームでも
良いゲームだった場合
何ヶ月経っても遊んでいることをポストする人はいる。
そういう人のポストが本当に地味に参考になる。
あとはきちんと自分がクリアできる難易度のゲームなのかを調べることも大事だと思う。
特にインディーズゲームはマニアックな層にそもそも売っているので
非常に難しいことが多い。
自分にとって慣れ親しんだシステムでもない限り
基本買わない方がいい。
初見のゲームでイージーなどの救済処置があるのかを調べることも
全然いいことだと思っている。
難しいけど初心者がやりがいを感じるゲームは
あるんだけど
それは本当に少ないので。
これからXの仕様が変わるのを不安に思うなら
ブログを探すのもおすすめ。
個人ブログを固定で応援するのではなく
「気になっているゲームの名前 感想」という検索で調べるといい。
評価などで出てくるブログは正直参考にならない。
売り上げはこうだ、ということも基本気にしなくていい。
自分はこう思った、というライトな感じで語っているものが
一番参考になると思っている。
遊んで楽しかった人の感覚が合うかどうかは結構参考になると思っているので
ゲーム日記などをつけてる人を見つけて
遊んでいる人のテンションを眺めるのも参考になります。
最後に
ここまでやっても
買ったゲームが期待外れだった場合もある。
それはしょうがない。
だから企業さんは体験版やセールをやっているんだと思ってる。
自分なりの下準備をして
遊んでいるプレイヤーをよく観察し
納得できる時に買う
これを繰り返して感覚を磨いていくことが大事だと思っている。
これはゲームだけじゃなくて
本 とか 映画 とか 好きな歌手とか
そういうものを探すにも同じことをするので
大事な経験として良ければ受け取って欲しい。
買って遊ばなければ結局何もわからないし
経験も積めない。
もしもここまで読んでくれたゲーム探し初心者さんがいた場合
あの会社だからとか
あのシリーズだからとか
あいつが関わってるから
とか
そういうことも大事ですが
ゲームを買いもしないのに
そういうことを連呼する人間には
どうかならないでくださいね。
大体そういうことを言う人は
年単位で情報が止まっている場合が多いです。
誰が何を言っているかではなく
自分がどう感じるかを
どうか大事にしてくださいね。
ここまで読んでくださりありがとうございました。