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12年間。

息子、本日小学校を卒業しました🌸
早生まれなので実際はまだ11歳だけど、この12年の育児を振り返るのにすごくいいタイミングかなと思い、久々のnoteです。


3782gで産まれた息子(めちゃでかかった)
発達の心配もなく、人見知りもせず、どこに行っても誰でも大丈夫な手のかからない子。
はじめてのスイミングだけは、走ってプールサイドから逃げ出そうとして捕まえられてたけど笑

なにをするにも怖気付くことなく、ひとまずやれる。だから親はあれもこれもそれもと、いろんなことをやらせました。やらせすぎました。

スイミング、陸上、サッカー、ダンス、バレー、バスケ、体操。なんでも楽しそうにやるし、なんでも続けるって言う。でも逆に、これ!ってものはない。
それがこの子の強みだなぁって今は思えるけど、その当時は一つのものにがつっとはまって頑張って欲しくて、こっちが必死に押し付けてた。

男子なんだからスポーツ続けないなんてありえない。
そしてわたしの子なんだから、運動神経が悪いわけがない。って本気で思ってた…


勉強はほっといても出来る。
勝手にひらがな読んで書いてたし、年中ぐらいでアルファベットも書けてた気がする。
テストの点数もいつもいいけど、親も本人もそこは全く気にしないからテストがあったことさえ知らない。
本もよく読む、家では絶対読まないくせに、学校の図書館でいろんな本を読むから知識量半端ない。

そんな息子は、小さい頃から周りの子たちに合わせられないマイペース。協調性なんて全くない。
みんなと同じことが出来ないことに、わたしはどれだけ悩んだことか…
それが原因で仲間外れにされたりもあったし、
みんなと同じがいいと思ってたわたしは、必死にそこに息子を揃えようとケツを叩いてた。


人がどう思うか、相手がどう取るか、みたいなのが全くわからない。空気が読めない。
それでいじめられる。友達とうまくいかない。
だから、それをどーにかしたい。

そう思って2年生ぐらいまでずっと子育てしてた。
どーにか普通になってほしくて、わたしが安心したくて。


これがこの子が持つ特性であって、
それがこの子のいいところなのに、
全否定。


変わりなさい、成長しなさい、直しなさいって、
ずっと言い続けて育ててた。



でも。

たびたび起こる問題とされる出来事を、息子は全て自分の力で乗り越えてくれた。
本人は乗り越えたとさえ思ってないかもしれないけど。
ありのままの自分でいいって、息子がわたしにそうやってずっと教えてくれた。大丈夫なんだって伝えてくれた。


あんなに心配で仕方なかった育児が、この子は大丈夫って思えるようになったのは息子のおかげで、

学校に行くと、たくさんの子と分け隔てなく笑顔で接する息子がいて、決して人のことは悪く言わず、ちゃんと友達のことは認めてる。そして他人と比較しない←他人に興味がないとも言うけど。



知らない間に仲良し男子グループみたいなのも出来てて、しっかりその中に入って大笑いしていて、
息子が切り開いていく未来が、ワクワクしかないなぁって心から今は思える。
それも全て息子のおかげだなぁ。

この子がやりたいように進んでいけるように、
口をつぐんで見守りたい←自戒


今日の卒業式。
落ち着きがなくてじっとしてられなくて、いつもふにゃふにゃしてるイメージの息子がピンと歩いていて、シャキッと座る背中を見つめて、涙が出た。

成長を感じるとともに、家とは全然違う顔をして学校で過ごしてる息子を見て、さみしさと安心と、なんとも言えない気持ちで胸がいっぱいになった。


肩幅がしっかりしてきて、少し広く見える背中を眺めながら、ちょっぴり切ない気持ちになる母でした。


卒業、おめでとう!
ママのことが大好きって寝る前に言ってくれる、2歳から続いてる儀式。
あと少しだけ、続けてほしいな。

最近週一ぐらいしか言ってくれない…


そしてわたしは子離れできるのか…

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