見出し画像

恋愛話。

母との話に向き合うのに、相当なパワーを用いる為…、間にコイバナ入れてみる。笑

小学生の頃、スイミングで練習が一緒になる高校生のおにーさんたちがとにかく格好良く見えて、わたしの年上好きはきっとこの影響なんだけれど←いまだに。

同い年の男子と仲良かったけど、同士というか、異性ではない、と言うか。それも今の自分に続いている気がするな。


中学になって、やっと男子の成長が追いついてきて(言い方)、その中でもちょっと大人な男子となんとなく両思い?みたいなときがあった。
けど、2人で会うとか、一緒に帰るとか、手を繋ぐとか、まったくナシ。身体の成長は早かったけど、心の成長は普通だった私は、ただ水泳の速いそこらへんにいる普通の中学生で、マセてるわけでもなんでもなかったと思う。



そんな私が中2になり。
人生初のようやく恋と言えるような恋におちたのが3つ上の先輩。
背が高くて、おもしろくて、センスが逸脱してる感じの人。話す言葉や、接してくる態度や、全てがツボ。全てが好きすぎる。



中学まで40分の道のりの、途中に高校の下宿があって。その人は道路沿いの部屋だから道に窓が面してた。だからと言って、先に学校に行ってるし、放課後は部活だし、会えるわけがないんだけど、

窓沿いに止めてあるその人のチャリのカゴに、授業中何回も書き直した手紙を入れて帰る日々だった。

スイミングで、たまにルーズリーフに書いた返事をこっそり渡してくれる。そんな一瞬一瞬にときめいてた。



スイミングの練習でしか会えないから、部活で遅れてくる高校生が来る時間になると、私は練習中なのにひたすら出入り口ばかり気にしていて←そりゃ伸び悩む。笑

わたしが好きすぎるから、周りはみーんなわたしがその人のことを好きなのを知ってたし、
もちろん本人も知ってた。


そんな練習のある日。
高校生たちがチャリで帰るから、わたしもそこに混じりたくてチャリで行っていた日々の中、



今度一緒に帰ったら、ちゅーしようか。


って、なんでか手紙でそんなやりとりになった。
もちろん、わたしにとってのファーストキス。
家で、ぬいぐるみで練習。
鼻が邪魔じゃないのか?目はいつつぶるのか?
一人で想像(妄想?)悶々。


いざ、日曜日の朝練の後。
みんなとワイワイ帰りながらも、逆方向のわたしの帰路へと向かってくれた彼。

そしたら、そしたらね。もう一人先輩がついてくるわけ。いや、ついてくるって言うか、その人の帰り道は正しい、わたしと同じ方向だから。
で、なんとなく3人で帰る…

もう一人の先輩のほうが先に家に着くから、そしたら2人になれる。って、期待しながら帰路に進むも…何故か先までついてくる。
って、まずわたしの好きな人がおかしな方向なんだから、なんだろうって思ったのかなんなのか、ずっとついてくる。
流石にこれ以上先までみんなで帰る道ではない、ってところまできてしまい…

あきらめて3人でバイバイしたよね…


そんなきゅんきゅんするやりとりを交わしている割に、その彼には大学生の彼女がいて。
付き合えるなんて最初から思っていないから、好きです!みたいな告白はしたことがなかった。
多分、彼もわたしのこと好意を抱いてくれていたと言うか、まぁ、あれだけ好き好きオーラ出してたらそりゃやな気分はしなかったんだと思うけど。
結局それ以上は何もないまま過ぎた2年間。


中学3年のバレンタインデー。


彼は高校3年で、部活も引退して、大学進学前。千葉に大学が決まってたから、卒業したらもう会えない。
意を決して、チーズケーキ作って、初めて、下宿してる部屋にあげてもらった。
彼女がいるから、今まで部屋に入れてくれることは一度もなかったんだけど(それ以前に本当は女の子入っちゃダメなはずだけど)


部屋にインコがいたことと、私が海外合宿で渡したお土産の時計を飾ってくれてあったことと、あとはあんまり覚えてなくて。
対面で座って、別に近くもなくて、何を話したかも全く覚えてなく、彼が何かのタイミングで一旦部屋から出てった。
ただ座って待つ私。



すぐ戻ってきた彼が、入り口の電気のスイッチを突然パチンと消したの。
意味がわからず、???って顔してる私に、


ちゅっ

って、ほんときゅんとするフレンチなキスをしてくれたのでした。


それ以上は何もなし。
そのまま大学に進学して、当時携帯なんて持ってない私は、ただただ離れるしかなかった。
彼が卒業した高校に私も入学して、新しい生活に流されていくように、自然に会えなくなってしまったのでした。


思い出してもきゅんきゅんする甘い甘い初恋話。
書いていて女の子の気分を取り戻した気がして、なんだか切なくて楽しい。


コイバナ、まだまだ続きます。
彼との話、続編です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?