面接で緊張せずに話すには①【考え方を変えてみる】
「面接で緊張して話せない。緊張しない方法ってありますか?」とよく聞かれます。
面接ってほんと緊張しますよね。ちょうど一年前の今頃、私もある仕事に応募するため面接を受けました。
フリーランスになって7年。有難いことに私は、人の紹介がほとんどで、いわゆる「採用面接」を受けたのは数えるほど。就職や転職をサポートさせてもらっている者として貴重な経験でした。
日頃、学生さんや転職活動中の方に面接対策についてお伝えしていますし、ポイントはわかってるつもり。もちろん、そのための準備もしっかりして面接に臨んだわけですが、やはり緊張しました。
饒舌に話過ぎた。面接官の話をもっとしっかり聞けばよかった。落ち着いて話せばよかったと、面接が終わった後、反省しました。
結果は採用。安堵しましたが、面接のポイントも分かっている。準備もしっかりした。なのに、なんでこんなに緊張したんだろうと考えてみると、それは、私がキャリアコンサルタントを生業にしているからです。
採用する側からすれば、面接が上手くないキャリアコンサルタントなんて採用したくないですよね。だって、自分の面接もできないなら、誰かのサポートなんてできないでしょって思われるんじゃないか。そんなプレッシャーです。
相手はそんなこと考えてるかどうかわからないのに、「キャリアコンサルタントだから上手くやらなくちゃいけない」と自分で勝手にハードルを上げていたのです。
面接で大事なのは「ありのままの自分で臨むこと」「背伸びせずに自然体で」といつも言っているのに、それが実践できてないじゃない!と笑ってしまいました。
さて、本題の「面接で緊張せずに話すにはどうしたらよいか?」ですが、
「上手くやろう」とか「相手がどう思うか」なんて考えないことです。
そもそも「上手くやろう」なんて無理。やはり普段の自分が出ます。逆に言うと、普段の力以上のものは出せないです。(本番になると突然、力を発揮するタイプなら別ですが)
「相手がどう思うか」。やはりこれもわかりません。面接官の考え方は千差万別。
「普段の自分で行こう。相手がどう思うかは気にしない。自然体で話そう。それでダメならこの会社には合わないということ。入らなくてよかったと考えよう」。そういう心持ちのほうが楽に面接に臨めます。
しっかり準備をしたら、結果は手放す。相手に委ねる。普段通りの自分で面接を受けるのが一番です。
「そんなこと言われても、やっぱり不安」という方は、もう一つ作業が必要です。自分と向き合うこと。これはまた別の機会に書くことにします。
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