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私が大学職員を辞めフリーランスになると決断した瞬間

年明けから5月まで大学生の就活相談が忙しくスケジュールも詰まっていましたが、6月からはそれも落ち着き、時間に余裕ができそうです。

「さあ、何しようかなぁ♪」と思っていたら、トントントンと、個人の方から転職相談の申し込みがありました。

転職とか、これからのキャリアとか、考える時期なんでしょうか。


今の仕事か転職するかと迷っている方のご相談では、反対に私のことを聞かれることがあります。

「どうやって決断したんですか??」と。


私は20年間働いた大学職員を辞め、フリーランスになりました。

「安定してるのに辞める不安はなかったですか?」「長く勤めていてよく決められましたね」と言われます。

当時の私にとっては大きな決断でしたが、フリーランス6年目の今となっては、もう過去の話。

「え~っと、わたしどうやって決断したんだっけ??」と忘れてしまっています(笑)

そこで、あらためて自分の過去を振り、私が大学職員を辞めると決断した時のことを書き留めておこうと思います。


20代の頃から仕事は辞めたいと思ってました。その時は、社会人になっての戸惑いでしたかね。

学生時代は気の合う友達と一緒にいればOKでしたが、社会人になってからはそうはいかない。

考えの違う人、合わない人とも仕事をしなければなりません。人間関係にストレスを感じて辞めたいと思っていました。

30代になると、経験を積んだことで、自分なりに仕事が進められるようになり、辞めたい気持ちは少なくなっていたと思います。

異動で、人事労務、採用、外国人留学生サポートといろいろな仕事を経験できたのもよかったです。

40代が近づいたとき、学生サポートの専門的な知識を身につけたいとキャリアコンサルタントの資格を取得。

キャリアコンサルタントの勉強をしたことで自分のキャリアについて深く考えるようになりました。

ちょうど同じ頃、本部管理部門に異動になり、学生と接する仕事から離れたことも将来を真剣に考えるきっかけになりました。

管理部門の仕事は、それまでの経験からそれなりにやれました。大変なことがあっても、自分なりに考え、関係部署と調整し、解決できていたと思います。

が、どこか物足りない。面白くない

実務的に仕事ができることと、心の充実感は違います。

有難いことにたくさんの経験をさせてもらい、自分で仕事ができるようになったことで、

天井に行き着いたというか、そこから先の成長を見通せなくなったのが大きかったと思います。

学生のために取った資格が活かせない。ここでは将来の姿が描けないと、辞めたい気持ちがふつふつと湧いてきました。

1年くらい悩んだでしょうか。


最後はどうやって決断したか?


そのとき自分の中で出てきた言葉は、

「1年後もここで働く?」という問いでした。

自分から返ってきた言葉は、

「いや、もうここでは働かない」


それが決断した瞬間だったと思います。たぶん。

今となっては正確に覚えてません(笑)


何をやるかは全く考えてませんでした。

目標や計画を立てないまま動くのは、私が「積み上げタイプ」だから。

とりあえず目の前のやりたいこと、周りからやってきたことに対応する。

それが、私はやりやすいのです。

「目標設定タイプ」の人は、目標や計画もないまま大きな決断をするのは難しいかもしれません。念のため。


就活中の学生さんや、転職しようかどうしようかと、これからのキャリアを考えている方に、私の話が役に立つなら嬉しいです!


◇◇◇

「モヤモヤを誰かに聞いてほしい」という方に、転職キャリア相談を行っています。私は整理することが得意です。詳しいことお知りになりたい方はこちらをどうぞ>>>ハッピーキャリアLab.

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