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【就活あるある】自己PRで大学のエピソードがない問題

「自己PR。高校のエピソードはあるけど、大学では何もないんです…」

就職相談の現場で学生からよく聞く言葉。

そういう学生が目の前に来たら、

「何もない…。それってどういうことかなぁ」と話を聴くのだけれど、

大抵の場合、自己PRの意味を取り違えてる。

誰もが羨む素晴らしい成果をアピールしなくちゃいけないと思っているようで。

だったら、いま働いている人たちは皆、すごいことばかり語って内定をもらったのか!?

そんなことはない。


自己PRとは、自分の強みを伝えること。

強みは、どんな場面でも発揮できるものだから、「何もない」なんてことはない。

高校の時は発揮できて、大学では発揮できなかったというのなら、

そもそもそれは強みではないのかもしれない。

もう一度考え直したほうがいい。


そういう学生が相談に来たときは、とりあえず高校のエピソードを詳しく聴いてみる。

どうやってその成果に辿り着いたのか、プロセスを掘り下げて聴いていく。

どんなことをしたのか、どのくらい時間がかかったのか、

周りの人とどう関わったのか、あるいは、一人でやりきったのか。

プロセスを聴いていくと、自然と浮き上がってくるその人の特徴がある。

「これがあなたの強みなんじゃない?」と伝えると、

ぱぁっと表情が明るくなって「そっちのほうがしっくりきます!」と笑顔になる。

自己PR、強みのとらえ方が違っていただけ。

新たに見つけた強みで、大学時代の出来事を振り返ってもらうと、

エピソードはちゃんと出てくる。


自分で考えていると分からなくなってしまうから、

そういう時は、その道のプロを頼ってほしい。

私たちキャリアコンサルタントや、大学のキャリアセンターもどんどん利用してほしい。

全国の就活生よ、頑張れー!!

いただいたサポートは、より役立つ情報をお届けできるようキャリア・対人支援の学びに使わせてもらいます!