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キャリア教育で思う。大人の声かけが子どもの将来に与える影響


キャリア教育授業で中学や高校にお邪魔することがある。

いつも思うのは、先生の関わり方が生徒の自己肯定感に影響しているよなぁということ。

ある学校に行った時のこと。先生が「君たちは優秀だからできるよ」と生徒に話していた。

それは、生徒に何かをやらせるための言葉ではなく、先生が心底そう思って言っている言葉だと感じた。

生徒たちも「自分たちはできるんだ。頑張るぞ」といった雰囲気で、その言葉を素直に受け入れていて、とてもいい関係性だと思った。

「優秀」と言っても、そこは公立学校で特別に勉強ができる子がそろっているわけでもない。

何より、先生が生徒たちの可能性を信じての言葉だと思った。

毎日ポジティブな言葉をかけられていると、生徒たちも自己肯定感が上がって、自分に自信を持てるようになる。

何事にも積極的にチャレンジできる人間になるだろう。


反対に、「うちの生徒はできませんから。すみません」と仰る先生もいる。

わざわざ授業前にそんな話をするのは、私が生徒の様子に戸惑わないよう先生なりの配慮なのかもしれない。

有難いが、そういう先生は、生徒にも「これができないからお前はダメなんだよ」「ちゃんとやらなくちゃダメじゃないか」といった言葉を使っている。

そういう言葉を言われ続けると、生徒の中に「できない自分」が刷り込まれ自己肯定感が下がってしまう。

「どうせ自分はできないから」と将来を諦め、自分で可能性を閉ざしてしまう。

そうなってほしくない。

ポジティブな声かけをする先生が増えてほしい。


そんなことをいつも考えてしまうのだけれど。先生任せにしてもしょうがないので、「私にできることは?」と考える。

それは、私が関わる人たちの可能性を信じること。ポジティブな声かけをすることだ。

まずは私の周りから。

一人ひとりが個性を生かして輝ける社会になりますように!


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