前の会社を辞めた理由を知的に言語化する
転職相談で前の会社を辞めた理由を聞かせてもらうと、
「そんなことで辞めたの!?私だったら、もうちょっと辛抱するけどな。改善できないか考えるけどな」と、ついつい私の主観が出てくることがある。
が、主観はすぐに打ち消す。いやいや、それは私の価値観だから。私の基準で判断してはいけないと思い直し、
「それって(あなたにとって)どういうことなんですか?」と教えてもらう。
そう思うのはなぜか。そう考える背景は何か、と関心をもって聞かせてもらうと、
「なるほど!そういうことなんですね!あなたにとって大切なことなんですよね!」と、その人の価値観が明確になる。辞めた理由も納得できる。
これがキャリアカウンセリングであり、私たちキャリアコンサルタントの仕事だ。
でも、転職の面接はそう簡単にいかない。
傾聴力、質問力のある人事担当者ならいいけど、残念ながらそんな人ばかりじゃない。
「そんなことで辞めたのか。うちの会社に入っても長続きしないだろう」と判断されることもある。
だから面接では、前の会社を辞めた理由を「知的」に話すことが必要。
そのために私がやっているのは、知的に言い換えるお手伝いをすること。
キャリアカウンセリングで出てきた本人の価値観をもとに、いっときの感情で辞めたわけではないのだと、ネガティブに受け取られないよう言い換えてみる。
「こんなふうに話すのはどうでしょう」と提案すると、「それなら話しやすい。しっくりくる」と本人もスッキリした表情になる。
自分では言葉にすることが難しいもの。大切な価値観を言語化する。
それが私の仕事です!
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