志望動機は何のために準備するのか
転職活動のサポートをしていると、「志望動機を書くのが一番難しい」という方がいらっしゃいます。
ほんとそうだろうなと。
思い入れのある企業で求人が出るのをずっと待っていた!なんていう人は数少ない。
大半の人は「たまたま求人を見て」「近くて通いやすいから」。そんな理由で応募するのが正直なところ。
「なんでうちの会社なんですか?」「他社でもいいんじゃないですか?」なんて言われると困ってしまいますよね。
じゃあ、そんな時どうするか。今日は志望動機の考え方について書きたいと思います。
まず、そもそも志望動機は何のために準備するのでしょう?
転職面接で聞かれるから。面接に合格するため。採用内定をもらうため。
もちろんその通りです。
が、これだと一過性の面接対策で終わってしまいます。
「志望動機はどうやって書いたらいいんだろう…」と悩む方は、ここで止まっているのかもしれません。
志望動機の本来の目的は、
その会社で自分の経験や強みが生かせそうか。イキイキ働くことができそうかを考えることです。
会社の理念、仕事内容、職場環境などを企業研究して、入社後の姿をイメージする。
自分が働く姿をイメージできるなら、あなたにとって応募する価値のある会社だと考えることができるし、
イメージできないなら、あなたには合わない会社で、応募しないほうがよいのかもしれません。
きっかけは「たまたま求人を見て」「近くて通いやすいから」で構いませんが、
企業研究し入社後の姿をイメージする作業を面倒くさがらずにやることです。
このプロセスを踏めば、志望動機もすんなり出てきます。
例えば、「私の強み○○が御社の□□の仕事で活かせると思い志望しました」「御社の理念は、私が働くうえで大切にしたいこと○○と一致していたので志望しました」
企業研究して見つけた自分と企業の共通点であれば、話すときも自然と声に力が入り説得力があります。
もし、求人票や会社HPだけでは分からない、入社後の姿をイメージしづらいときは、面接で確認する。
「私なりにこの強みが活かせると思い志望しましたが、詳しくお話聞かせてもらおうと面接に参りました」と話すのも良いと思います。
志望動機の本来の目的を考えて準備する。そうすれば、説得力ある志望動機もできあがるし、自分に合った会社かどうか見極めることもできる。一石二鳥です。
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