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就活よくある質問にお答えします

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「自己PRで大学のエピソードがない問題」など就活のよくある疑問に役立つ記事を集めています。
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就活「二番目に頑張ったことは何ですか?」想定外質問の意図

「ニ番目に頑張ったことは何ですか?」 学生さんが面接で聞かれてビックリしたと言ってました。準備していた一番頑張ったことは聞かれず、二番目に頑張ったこと聞かれるなんて思ってもいなかったと。 いい質問だ!と思わずニヤリとしてしまいました。 想像するに企業担当者は"素の姿"を知りたかったんだろうなと。 一番頑張ったことはみんな準備している。何ならいろんな会社の面接で話して慣れてしまって立板に水のように話す。 エピソードのクライマックスはどこなのか、何を伝えたいのか、人物像

就活サポートの現場で多様性について考えた

3月エントリー開始から2週間。ドドドっと就活相談に訪れていた学生の波がちょっと落ち着いてきた感じ。(といってもまだまだいっぱい来るけど) 理系学生は引く手あまた。第一印象も良く、コミュニケーションが取れる、協調性がある、主体性がある。そんな学生はすでに内定1,2社持っていて、さらに第一志望目指して頑張っている。 文系学生も人手不足の小売やサービス業界は大量採用。内定を持っている学生に会社名を尋ねると、同じ会社名が続くことがある。 そんなに内定出すなら、誰でもいいんじゃな

就活「職場の雰囲気が楽しそう」その楽しいポイントは自分と同じ?

「社員さんが楽しそうに話してて、だから一緒に働きたいと思ったんです」 インターンシップや会社説明会で感じた印象って大事ですよね。 「なんとなく参加した説明会だったけど、一気に志望度が上がった」という話もよく聞きます。 人生で大部分を占める働く時間。楽しいほうがいいに決まってます! でも、その社員さんは何がそんなに楽しいんでしょう?? 「なぜ楽しく働けるのか?」私はココが一番重要だと思います。 なぜかというと、楽しいと感じるポイントは人によって違うからです。 例え

就活|周りの人が良く見えてしまう。自分に自信が持てるようになるには

就活を始めると、一気に世界が広がります。 それまでは自分の行動範囲の中で、気が合う友達と付き合っていればよかったのが、インターシップや会社説明会で他大学の学生に会う。グループ面接で一緒に選考を受ける。 最近はオンライン開催が増えたので、全国の大学生と一緒になる機会も増えました。他の学生を見て「もうそんなに準備してるの!?自分も早く取りかからないと!」と刺激を受け、就活にエンジンがかかるということもあります。 一方で、「グループ面接で他の学生の話に圧倒されてしまった」「話

就活|やりたいことが明確な人こそ興味ない業界・企業も見てほしい

「やりたいことがわからない」は就活あるあるですが、 「やりたいことがある」「入りたい会社がある」と、就活の方向性が定まっている人の話を聞いていて、ときどき思うことがあるので、今日はそれを書いてみたいと思います。 やりたいことがあるのは素敵なこと! エントリーシートや面接の準備が大変でも、目標を実現するために頑張らなくちゃ!と自分を奮い立たせることができます。 一方で、話を聞いていると、目標一直線で頑張っている分、視野が狭くなっているんじゃないかなぁと思うことがあります

就活|自己PRが何もない。だったら面接で何を話す?

大学の就職相談では、25卒の方が早期選考の準備で訪れるようになってきました。 就活あるある。「アピールすることが何もない」 エントリーシートを前にして「自己PRに書くことがない。面接はどうしたらよいか。。。」と手が止まってしまう。 就活だけでなく、社会人の転職相談でもよくあることなんですが、私はそもそも「自己PR」という言葉をなくしたらいいんじゃないかと思ってます。 この言葉、いったい誰が考えたんでしょう、笑。 「自己PR」と聞くと、スゴイこと話さないといけないんじ

就活|働く現場を知って等身大の自分が働く姿をイメージする

前回、入社後のギャップをなくすために業界研究・仕事研究の気をつけるポイントを書かせてもらいました。 キラキラ輝いていて見えることもあれば、「ここは踏ん張らないと」と泥臭くやらないといけないこともある。それが仕事っていうものだと思います。 業界研究・仕事研究は、ポジティブなところ、ネガティブなところ、両方の側面を理解することがポイントです。 インターンシップや会社説明会では良いところだけが見えているかもしれませんし、反対に、口コミサイトでは悪いところばかりが強調されている

就活|仕事って何だろう?入社後のギャップをなくすには業界研究・仕事研究

最近私が興味を持って情報収集しているのが”半導体業界”。 興味を持ったきっかけは、台湾TSMCの熊本進出。もともと文系の私ですが、エンジニア採用のお手伝いをさせてもらってから、理系も面白い!と興味を持つようになり、 TSMCに加えて、日本企業も相次いで九州進出と話題が続き、雇用、地域経済の活性化など、これは大きな変化が起こりそうだとワクワクしています。 先月から、キャリアコンサルタント仲間が主催する半導体情報交換会に参加しているのですが、 「半導体はクリーンルームで製

新卒採用面接官として思うこと。意図を汲み取るって大事

私は高校生や大学生の就活サポート、社会人の転職サポートに加え、企業の採用面接の仕事もさせてもらっています。 短い時間で人となりを掴んで、企業の求める人材に合うか判断するのはとても気を遣います。 そんな中、質問の意図を汲み取って話してくれる応募者は自然と評価が高くなります。 例えば、応募書類にボランティア活動のことが書いてあるので、詳しく聞いてみようと「ボランティア活動で苦労したことがあれば聞かせてください」と質問します。 この質問の意図は、 ・大変なことがあっても自分

【就活】企業に合わせたアピールとは

「企業に寄せて書いたほうがいいですよね?」エントリーシートや面接の準備をしている学生さんからよく聞かれます。 就活を始めた頃は「自己PRは何にしようか。ガクチカはアルバイトかサークルか…」と考えていたのが、 自己分析や企業研究が進むと、企業の立場に立って考えられるようになります。 志望企業が大切にしていること、求める人材を頭に置いて、アピール内容を検討する。就活の大事なポイントです。 ただ、ここでいつも私が違和感を覚えるのが、「企業に”寄せる”」。この「寄せる」が気に

【就活】希望条件ってどれだけ大事?新しい出会いも楽しもう

3月1日エントリー間近だからでしょうか。就活関係の記事がよく読まれているようです。ありがとうございます! ということで、今日も就活に関することをお届けしたいと思います。 希望に合う会社も大事だけど、新しい出会いも楽しんでね、という話です。 「希望に合う会社が全然ない」。就職相談でそんな声を聞くことがあります。 全然??完璧主義すぎない??と思ったりもするのですが、希望が明確なのは良いことでもあり、こだわりすぎると就活が進まないと、一長一短ありますね。 就職は恋愛に例

【就活】面接では何を聞かれる?何を準備したらいい?

「面接ではどんなことを聞かれますか。何を準備したらよいですか」とよく聞かれます。 代表的な質問例を挙げると、3大質問(自己PR、ガクチカ、志望動機)に加え、成功体験、失敗体験、長所・短所、部活・サークル、アルバイト、ボランティア、趣味・特技、逆質問などです。 これらの質問一つひとつに答えを準備するのもよいのですが、面接は答え合わせではありません。 成功体験を聞かれたらコレ、失敗体験はコレと考えていると、違う聞かれ方をしたとき、「しまった。準備してない」と焦って、何も答え

【就活】行きたい会社がない/やりたいことがない人の企業探しの目安

3月の就活エントリーまで1か月を切りました。この時期「行きたい会社がなくて就活が進まない」と相談に訪れる学生さんがいます。 話を聞くと「就活ナビサイトで企業を見ているが、興味のある企業がない。インターンシップ・説明会もあまり参加してない」と言います。 やりたい仕事や将来の夢が明確であれば、企業も見つけやすいですが、 やりたいことが分からない人にとっては、どうやって見つけたらよいか途方に暮れてしまいますよね。 よくあるのが「これといってやりたいことがないから、土日休み、

「なぜうちの会社なんですか?」と聞かれる理由

採用面接でよく聞かれる質問。「なぜうちの会社なんですか?」 やりたい仕事が明確な人、転職(就活)の軸が定まっている人は、自信を持って話せるかもしれません。 一方、「家から通えるから」「土日休みだから」「転勤がないから」と、勤務条件で会社を選んでいると、「なぜうちの会社かと言われても…」と困ってしまうかも。 そもそも、なぜ企業はそこまで聞きたがるのでしょう。 私は採用面接のお手伝いもしていますが、応募者に「なぜうちの会社なんですか?」と聞きたくなるのは、「この応募者は本