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平和教育のこと。

原爆資料館が大盛況とのニュースを読みました。

資料館と聞けば少し心がざわざわすることがあります。
なにか無性にしゃべりたくなってしまったので一筆(?)。

私が昔々まだ小学生低学年だった頃、
平和教育の一貫として戦争や原爆被害そのものの映像をみていました。
あまりに衝撃的な内容でした。
それからというもの資料館や「はだしのゲン」などはとるに足らないものとなってしまったのです。
そして自分のそういった感性は結構恐ろしきことだという思うようになりました。
というのもその映像経験はトラウマであると同時に刺激でもあり、
ほかのさまざまな過激な映像をみても「そんなの温い温い」などととらえてしまうようになったのです。
もちろん資料館は平和への願いを込めて作られ、「はだしのゲン」も中沢さんの強い思いによって生まれた作品です。しかしそれを「作り事」と思ってしまう自分の感性が時折非常に悩ましく感じられ失望することがあります。
そういう人間がいても不思議ではないのでしょうが、あの時幼き私の心の一部はいっぺんに燃やされ干上がってしまい「だから争ってはいけないんだ」という学びまで到達できなかったように思えるのです。
約50年前のことですが、当時の日本の平和教育を施していた大人たちにはもう少し配慮が必要だったのではないかとも考えました。
確かに戦争はあってはならないものです。
しかし本当に必要な平和教育はもっとほかにもあるように思うこのごろです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d115a9e9ce91f7908eeb83eadf8e2c957e3246f1

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