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小さな町で味わう旅の醍醐味

前回の投稿で東海道新幹線に乗ったことを書きましたが、
行ってきたのは愛知県碧南市。
愛知から南に40kmほどの小さな町です。

愛知出身者に「何しに行くの?」と言われるほどマイナーな碧南ですが、
目的は碧南市藤井達吉現代美術館で開催された「顕神の夢」という展覧会。
碧南は昨年の夏から各地で開催された展覧会の最終巡回先だったのです。

展覧会のすばらしさはまたどこかで書くとして。
美術館を目的に出かけて、町を楽しむのも旅の醍醐味のひとつです。
最寄り駅の碧南駅には二車両の名鉄三河線で向いました。
降り立つとのんびりとした住宅地のある小さな駅で、
駅前にはいつからあるのかというようなたばこ屋さん。

「は」しか看板のないたばこ屋さん

目的地の美術館はそこから10分ほど。
到着した頃にはお昼近くで、まずは腹ごしらえと
事前に調べた鰻屋さんを訪れました。
ここがおいしかった! 
名古屋と言えばひつまぶしですが、
今回はリーズナブルな鰻丼をいただきました。

美術館前からすぐの炭焼きうなぎ十一八の鰻丼

美術館は昨年リニューアルしたばかりの新しいですが、
その向かいにはなにやら歴史を感じる建物が。
なかに入ってみると江戸時代から続く「九重味醂」のみりん蔵でした。
レストランや直売所も併設されていて、思わず白だしを購入。
これから使うのが楽しみです。

蔵の見学もできる九重味醂。建物がとにかく渋い

地方の美術館に出かけるおかげで、
観光地としてあまり知られていない土地にもでかけます。
碧南も正直展覧会がなければ行っていない場所。
でも行ったおかげで美味しい鰻を食べることができたり、
歴史あるみりん蔵を見て、そこの商品を買うきっかけになったり、
その町の豊かさに触れることができます。
それこそ旅の醍醐味かもしれません。


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