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50代からの就農。その意外な強みとは?

『セカンドライフ・アグリ』の”強み”について。
 50代サラリーマンが新規就農する『セカンドライフ・アグリ』に、どういった”強み”や”弱み”があるのか。下記のように整理してみました。

強み1

 50代サラリーマンの”強み”として、会社員時代の経験・知見を活かすこと、他の世代よりも自己資金の面で有利なこと、子育てが済んで家族の理解が得やすいことなどを、これまでお伝えしてきました。

”弱み”を”強み”に変える考え方。『ルーキースマート』
 一方、”弱み”については、「農業の経験不足」が第一に考えられます。しかしながら、その弱みを、強みに変える方法があります。リズ・ワイズマンの提唱する“ルーキー・スマート”という考え方です。
 ワイズマンは、「ルーキーのほうがベテランよりも大きな成果をあげることがある。それは”ルーキー・スマート”を発揮するからだ」とその意外な考え方を提言しています。その理由を「ルーキーには、無邪気さと大胆さを胸に学び続け、多くの他人の知識を活用する力がある」としています。そして、年齢や経験を問わず、誰でもルーキーであり続けることが可能であるとして、永遠のルーキーの資質には、「好奇心、謙虚さ、遊び心、そして計画性を大切にすること」と示唆しているのです。

ルーキースマートとベテランの違い
 ルーキー・スマートとベテランの考え方や行動特性には、どういった違いがあるのでしょうか。それは、以下のように整理できます。

強み2

 ベテランが習慣や伝統に従い、培った経験や勘が豊富で失敗しない安定力があるのに比べて、ルーキースマートはすべての情報や意見に対して敏感で新しい技術を偏見なく取り入れることができるといった柔軟性があります。
 新たに農業に就く”ルーキー”には、新しい作物を栽培したり加工品やネット販売にトライするなど、ルーキースマートを発揮することが期待されます。

一生、ルーキースマートであり続けたい! 
 私は、この”ルーキー・スマート”という考え方を初めて聞いた時、50代になっていながら20代の新人の頃のようなワクワク感がしたのを覚えています。そして、新しい何かができそうな勇気がわいてきました。ルーキースマートという考え方は、慣習に縛られがちな農業に新風を吹き込み、セカンドライフを豊かにする考え方に、ピッタリと言えるのではないでしょうか。

以上、Vo.4-6『50代からの就農。その意外な強みとは?』
*次回からは、「こうすれば越えられる!就農ハードル」をお伝えします。
 また、今までの記事もマガジンにて公開しています。
#セカンドライフ , #農業 , #人生100年時代 , #幸福 ,


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