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春の桜

ここ数年は、ずっと晴れの中で
桜を眺めていた気がする。

今年はしっとりとしていて寂しげである。

空は青くない。
光もぼんやりと差し込んでくるのみで。

ここで過去を振り返って
デジタルの上だけれども
花見をしてみようと試みる。

とっても天気がよくてあたたかくて
過ごしやすい一日だった。
春の風を感じた一日だった。
川沿いに桜がずっと咲いており
道行く人がその美しさに目を奪われていた。
自転車をそこに止めて
シャッターを切るのに夢中になっている女性がそこにいた。
見上げた時に桜が一面に埋め尽くされていて
ちょうどその隙間から覗く太陽をフレームにおさめる贅沢さ。
都内の桜はまた見え方が違ったりする。
この日は少し曇りの日だったようだ。
ちょうど今日みたいな白い空。
でも、とってもかわいい桜に巡り合えた。
花びらを透過する太陽。
生命の揺らめき。
ひとひらの儚さを透過から感じ取る。
光と影のコントラスト。
白い桜と私は呼んでいる。

白も薄桜色も桃色も全てが輝いていて
辺りを幸福に満たしている。

少し侘しい時のはざまで、あたたかな空を思い出す。
淡く儚く短く消えゆく輝きは、諸行無常の響きを伝えている。

春の優しい風に包まれて。
お花見日和をここでお過ごし下さいませ。

あなたの心の拠り所となる
ささやきさくらのお花見スペースで。


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