【本質とは?】抽象化と具体化をするだけで人生バラ色
抽象と具体ってなんとなく難しい。と思ってまったく考えないままにしていると人生がおしゃかになります。簡単にでもいいから理解を深めるべきです。これができるといわゆる「自分の頭で考える能力」が少し身につきます。(残念ながら、自分の頭で考える能力は多岐にわたるのでこれくらいでOKとはならないと考えています。)
本noteを読んでほしい人
抽象化とか具体化とかよくわからない人
自分の目標を達成できないことが多い人
目標の立て方がイマイチわからない人
本noteを読むとわかること
抽象化と具体化のやり方
実際に物事を抽象化・具体化する例
抽象化・具体化のメリット
前提:自分の頭で考える必要がある
人生における主人公は誰でしょう?
当然あなたの人生であればあなたが主人公です。
ここで一つ、想像してみてください。RPGの主人公が自分の操作に反して動いてしまったら面白いですか?アニメや漫画の主人公が「よくわかんないけど今流行ってるから冒険してみるわ」といっていたら面白いですか?
主人公たるもの自分で考えてなんぼなんですよ。周りに言われたからとかSNSで見かけたからとかなんとなくやったほうがいいような気がするなんていう理由で冒険している主人公なんていないんです。
これはイメージの話ですが要するに「他人の価値観を生きる必要なないよ」ということが言いたいのです。
好きなことで生きていくなんて言っていますが、ではあなたの好きなことは何ですか?と聞いたときに、本当に大好きなことをこたえられるかどうかという話です。
抽象化と具体化は自分の頭で考えるうえで大切な概念だと思います。なので手始めに学んでみてください。
抽象化とは
抽象とぐぐってみるとこのように出てきます。
多くの物や事柄や具体的な概念から、それらの範囲の全部に共通な属性を抜き出し、これを一般的な概念としてとらえること。
要するに「大きい概念の大事なところ」ってことです。
余談ですがよく「本質を理解しよう」という方がいます。多くの場合は本質を理解ではなく、抽象化しようと読み替えるとよりしっくりくるかと思います。本質を理解だなんてそれこそ抽象的すぎる表現です。
さて、本題に戻って調べた文章を深堀するとこんな感じになります。
>多くの物や事柄や具体的な概念
・多くのもの
にんじん、玉ねぎ、ピーマン
・多くの事柄
筋トレ、ダイエット、食事制限
・具体的な概念
やせたい、運動ができるようになりたい、頭がよくなりたい
>それらの範囲の全部に共通な属性を抜き出し、これを一般的な概念としてとらえること。
・にんじん、玉ねぎ、ピーマン
野菜である。
・筋トレ、ダイエット、食事制限
身体に変化を与える。
・やせたい、運動ができるようになりたい、頭がよくなりたい
格好よくなりたい。
みたいなことです。みんなの共通点を見つけるってことですね。共通点を見つけることが一般化と表現されています。
今回は多くのものを対象にしましたが一対一でもできます。というか抽象的に考えましょう!っていわれる場合の多くは一対一で考えます。
例えばピーマンを抽象化すると?と言われたら
野菜、緑、種がある、苦い
などがあげられますね。このように具体的なものの特徴を抜き出すと抽象化したことになります。
具体化とは
一応こちらもぐぐってみました。
(そのものが単に考えられるというだけでなく)形・姿を備えること。具象。
とのことです。完結に言うと実際にあるかどうかということですね。ただし、概念の上での具体的というのは形がありません。
私なりの認識ですが会話をしたときに二人が同じものを想像できたら具体的であるといえます。
例えば「速く走れたよ!」というセリフを小学生の女の子がいうのとウサイン・ボルトが言うのとではそのタイムが全然違います。ですが、「100mを15秒で走れたよ!」と言われれば話し手によらず具体的な速度を想像することができます。
緑のやつが食べたいでは抽象的すぎて結局なんだかわかりませんが、具体的にピーマンが食べたいといえば通じますよね。
これが抽象と具体の関係です。
抽象的な理解をすると目標設定ができる
私事ですがTwitterのフォロワー数を伸ばそうとインフルエンサーの方が言っている「成功論」を片っ端から真似してみるという活動をしていました。ですがそれはやめてしまいました(方法論として正しいか否かはここでは議論しません)。
やめた理由としては具体的な方法を聞いて抽象化できていなかったと気づいたからです。
こんなnoteをきちんと読んでくださっている方なんて何か人生に対して大きな目標をお持ちなことは明白です。少なくとも「何かを変えたい」とか「このままではいけない」くらいには思っているはずです。
そんなあなたがとる行動の一つに「成功者をまねる」というものがあると思いますが、それでは間違い、もしくは不十分である可能性があると考えます。
例えば、ダイエットを頑張りたいと考えた人が「この方法で10kg痩せました!」というブログ記事を読んだとします。
抽象化ができないと「こうすれば痩せるのか!」と鵜呑みにしてしまいまじめで誠実な方であるほど「同じこと」をしてしまいます。
もちろん、手段の一つとして猿真似をしているという自覚の元やっているのであれば止めませんがあまりオススメはしません。それより抽象化して本質を見極めるべきだと考えます。
例えばその痩せる方法が「毎日10km走りました!」だとしましょう。すかさず抽象化をしてみてください。
毎日10㎞走るを抽象化
⇒汗をかく、体を動かす、足を動かす、日を開けない、長時間運動する
なんでもいいですが特徴が出てくると思います。この方は10㎞走ることによって痩せたようですが抽象化したこれらの特徴のうちどれがどのくらい成果に寄与しているかはわからないのです。
極論汗さえかけば痩せるのであればサウナに通えばいいでしょうし、毎日運動さえしていれば3㎞走るだけで十分だったかもしれません。
もちろんすべての要素が重要で毎日10㎞走る以外の方法ではまったく痩せなかった可能性も0ではありません。
ここで大切なのは具体的な10㎞とか毎日という指標と抽象化することで見えた特徴(汗をかくなど)のどちらが重要かということです。
このように考えると抽象化をすることは本質的な理解に近づくことにつながるという私の主張を理解していただけるのではないかと思います。
人間は具体的なことに反応する
プラスワン的な話になってしまいますが具体化することのメリットの一つは反応しやすくなることです。
人間が反応するのは具体的なことであると遺伝子レベルで決まっています。なので、人間はたとえ仕事であっても「うまくやっといて」とか「いい感じに変えといて」と言われると「?」となってしまいます。
これは自分との約束でも同じで「頭をよくする」とか「恰好よくなる」ですと脳みそがバグを起こして何もできなくなってしまいます。学生時代にきちんと勉強計画を立てると決まってうまくいっていたのは「今日は○○をやる」という目標が非常に具体的だったからです。
もう一つ面白い例があります。
試験前で時間がないはずなのに部屋の掃除をやってしまう現象ってありますよね?それも同じ理論です。
(抽象的に「点数を上げよう」とは思っていても)何をどう勉強すればいいのか脳が具体的に理解していないから勉強ができなくなります。一方で、「床に落ちている目の前の紙くずをゴミ箱に入れる」というような具体的な内容については脳みそがすんなり理解することができるのです。
随分と派生してしまいますが目標設定には抽象化が必要なのに対し、目標達成には具体化が必須だと考えてください。
やることは何となく決めていても続かないので必ず「いつ何をどのくらいやる」と決めるようにします。
結局言いたいこととしては具体化をする能力を身に着けることができれば自分の人生や習慣すらも少しずつコントロールすることができるようになるということです。
まとめ
◆前提として人生を生きる以上は自分で考えるべき。
◆抽象化と具体化ができないと自分でかんがえられなくなってしまう可能性がある。
◆抽象化とは物事の共通点や特徴を見つけること。
◆具体化とは誰が言っても誰が聞いても同じものを思い浮かべられるようにすること。
◆目標設定には抽象化、目標達成には具体化が有用。
さいごに
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お金を払うことで「実行しないともったいない」という感情を植え付けることができます。タダでもらったものは覚えていないけど買ったものって覚えますよね。
実行しないと人生に変化はありません。人生を変えたいのか何となく読んでいるのかはご自身で判断してください。
もちろんその価値がなければそのままブラウザバックしてください。読んでいただきありがとうございました!
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